椿山荘を訪れた備忘録です。 この度、庭園を散策するなど、とてもゆっくり楽しむ時間をいただいたので、興味を覚えて調べてみたことをメモ代わりに。 もともとは山縣有朋が明治時代に購入して「椿山荘」と名付けたところが起源だそうです。戦災で一部焼失しながらも、樹木を移植し庭園を維持、現在の豊かな景観を保っているそうです。 うだるような暑さの続くこの夏に訪れたものの、青い空と緑の爽やかさ、蝉の声、この上ない心地よさを楽しむことのできた庭園散策でした。 また別のシーズンに、違った彩りを楽しみにうかがいたいと思います。
Oya History Museum
かねてから行ってみたかった大谷資料館へ行くことができました! 自力では、なかなか難しいのでツアーに参加。トラピクスのツアー「月待の滝・御岩神社・大谷資料館・龍門の滝・大谷磨崖仏 神秘的すぎる絶景パワースポットめぐり 日帰り」です。 古代ロマンをうたったツアーで、正直聞いたことのないスポットも複数でしたが、それぞれ見どころあり、なるほど掘り出し観光スポットは、いくらでもあるのだとうなる思いも一方でした。やはりシメとなった大谷資料館がこの度のベストの座はゆるがず、期待以上でした。想像をはるかに越える空間を、多様なライトアップ・メディア掲載の様子も交えた展示で、興味深かった。地下空間だけに、気温がほぼ一定、外気が37度のこの日、資料館内は14度でした。でも、気分がアガってるせいか、わざわざ持参した上着の出番はありませんでした。数年前には、ドンペリのイベントも開催されたそうで、いつでも冷えてるボトルが鎮座してました。 参考:大谷石をめぐる旅5 大谷編 大谷資料館 大谷資料館、個人的には、宇都宮方面に興味があれば、ぜひ訪れてほしい観光スポットです。 一日フルに楽しめたツアーでした。
Kyoto 2018 summer
今年はいろいろと記念すべき年のめぐりあわせのようです。 まずは有名なところから「平成最後の・・・」というように、平成30年、来年で元号が替わること。そして明治維新150年記念とか、いろんあところでいい年だと聞きます。そんな夏の京都をちょっと楽しんできました。 というのも、私の好きな日本画家、田中一村の生誕110年展を滋賀の佐川美術館で開催すると聞いたところから始まりました。田中一村は、数年前に奄美を訪れた折に、たまたま訪れた美術館で見た色遣いや写実的なタッチが忘れられず、今も大好きな作家さんです。日本のゴーギャンと言われているとか。絵画に限らず工芸品なども並び、思い切って行ってみてよかったです。生誕110年は、東山魁夷も同様で、いま京都~東京で生誕110年展を開催中です。同じ時代の方だと思うと、見方もちょっと変わるように思われました。 佐川美術館は、琵琶湖ほとりに佐川急便の創業40周年記念事業の一環として、平成10(1998)年に開館したそうです。日本画家の平山郁夫のシルクロードの作品が常設されています。 参考:モダン&クールな「佐川美術館」がスゴい!琵琶湖のほとりに立つアートスポットへ行こう ※佐川美術館は京都駅からJRとバスを乗り継いで1時間未満でたどり着けます。 佐川美術館を後にして、京都へ戻った後、どっちがメイン?と思われる「五山送り火」を楽しみました。五山送り火は、京の夏の風物詩のひとつ、死者の霊をあの世へ送り届けるとされるイベントです。大文字焼と呼ばれる「大」の字の山焼きが有名です。起源は平安とも江戸とも説があるらしく、不明瞭ながら、歴史があるのは確かです。この頃は毎年八月十六日に開催されるのが通例とのこと。この度、すばらしいご縁に恵まれ、ビルの屋上からのぞむことが叶いました。ご縁とお心遣いに大感謝です。 そして、翌朝からはレンタル自転車にて、京都市内で夏の特別公開にチャレンジ。 全8カ所コンプリートは叶いませんでしたが、6カ所まで(角屋/ 長楽館/ 大雲院 祇園閣/ 上賀茂神社/ 下鴨神社/ 旧三井家下鴨別邸)。時間配分を間違いました…。北から攻める計画で10時スタートだったのですが、閉館時間がすべて16:30、各所きちんと丁寧な説明をしてくださる方がいらしたのが想定外、思わぬ滞留時間を生み時間切れ。めったに公開しないという「輪違屋」さんにたどり着けませんでした(ちょっと悔しい)。しかしながら、チャリンコの自由度と風を切るすがすがしさを満喫できた一日、これ以上ないリフレッシュとなりました。 おまけながら、この度は、ひとり旅につき、めったにできないことにもチャレンジ、と、夜行バス(VIPライナー)・カプセルホテル(センチュリオンキャビン&スパ京都)を活用。安さと快適のバランスを学ぶ、よい経験でもありました。平成最後の夏、マンゾクです。
DEWA SANZAN, three mountains of Dewa
出羽三山へ行ってきました。 出羽三山(でわさんざん)は、山形県村山地方・庄内地方に広がる月山(がっさん)・羽黒山(はぐろさん)・湯殿山(ゆどのさん)の総称。修験道を中心とした山岳信仰の場として現在も多くの修験者、参拝者を集めている場所です。 羽黒山は人々の現世利益げんせりやくを叶える「現在」の山、月山はその高く秀麗な姿から祖霊が鎮まる「過去」の山、湯殿山はお湯の湧き出る赤色の巨岩が新しい生命の誕生を表す「未来」の山と言われるそう。三山を巡ることは、江戸時代から庶民の間で「生まれかわりの旅」として広がっていたとか。 そんなこんなの事前学習も未熟なままの、クラブツーリズムのツアーへ参加でした。『月山・羽黒山・湯殿山すべてを参拝、そして鳥海山麓に広がる秘境へ 出羽三山めぐりと秘境・鳥海山5つの絶景3日間』 連日の猛暑を逃れて東北の山巡り、のつもりでしたが、暑さを完全に逃れられたのは、山の上の方だけでした。いまどきは、日本全国どこへ行っても暑いのはかわらないようです。ただ、どこを向いても緑が目に入ってくることとか、田んぼのグリーンが風になびく光景だとか、ひぐらしの鳴く声だとか、日常とはずいぶん違った、悠然とした時間の流れの中に身を置いていることを感じられたのが、ありがたかったです。旅程の中で、山の上の方を散策する機会に恵まれていたのが、鳥海山・月山ともに、雲(霧?)の中でほとんど何も見えなかったのは、ちょっと残念でした。まあ、いつもすべてがベストとは限らないからこそ楽しいわけなので、それはそれでいい思い出です。 といいつつも、日本海をのぞむ機会は、あまりない私としては、雲が晴れていたら、大興奮ものの絶景を楽しめていたのだろうと想像するに、いつかリベンジに訪れるだろうと思われます。 この度、転職するにあたり、生まれ変わりの旅ができたのは、後付けの理由になるにせよ、ちょうどよかった気がします。世の中、めぐりあわせってあるのだと思います。 日々、ちょっとしたことにも感謝を忘れず、笑顔でいられるようつとめます。
Adachi Museum 2018
島根の足立美術館に伺う機会に恵まれました! 旅行社クラブツーリズムの企画で『開山1300年「大山火祭り」(たいまつ行列) 出雲大社150分滞在と足立美術館・帝釈峡 2日間』というものに参加しました(9/30にもまた開催予定だそうです)。体力必要でしたが、たいへん楽しみました。 鳥取の西の端にある大山(だいせん)という山の夏の山開きにあわせた企画、800mの石畳の参道を、たいまつを持ってくだってきました。開山1300年記念だそうで、2000本のたいまつを用意したとのこと。早朝の整理券は早々に完売になったそうです。これまで松明なんて持つ機会もなかったので貴重な経験です。そして、何より炎の行列が幻想的で、この光景の1点に貢献できたことが、ことのほか誇らしい心地です。毎年やってるイベントだそうですが、ちっとも知りませんでした。 たいまつ前に帝釈峡にも立ち寄ったのですが、夜のイベントで記憶的インパクトが薄れてしまいました。 2日目は足立美術館と出雲大社。 ミシュランにも選ばれた足立美術館には、かねてから興味があったのでワクワクの入館。これでもかと気合の入った庭園と、横山大観のコレクションがみどころです。が、個人的には童画もヒットでした。このところ、心が荒んでいるので、ピュアな心をゆさぶる童画にしばし目を奪われたひと時。童画もいいコレクションをお持ちです。画集を入手してしまいました。 足立美術館はドジョウ掬いで有名な安来節(やすきぶし)が出てきた安来市生まれの足立全康さんが故郷に錦を、と、個人美術館を設営したところに由来するそうで、その後、それがミシュランの目にまでとまり、国内外の観光客を呼び寄せるまでに成長しているそうです。縁もゆかりもない方ではありますが、90分では物足りないほどに楽しんだ美術館をつくってくださった足立全康さんには敬意を感じます。横山大観展を見た直後なので、なんとなく理解度が高かった気がします。 そして出雲。こちらは150分の自由時間をいただいての散策ができましたが、神話に数々登場する土地のいろいろを、興味深く聞き、拝見しました。なんたらのミコトとか、聞きかじり程度に認識しているだけでは、理解がおよばずせっかくだから神話を読み直してみようかな、と思ったほどです。 きっと地元の方は当たり前に神話とともに生きていらっしゃるんだろうと思われ、同じ日本の中でも、違うものだな、と面白みを覚えました。 道中、延々とバスガイドさんが多様な解説をしてくださいました。なかなか自分で調べても、ここまでレンジの広い知識は得られまいと思われるくらいのお話が満載だったので、これはツアー参加のたまものだな、と、感謝しました。 お楽しみ満載の楽しい時間でした。よいご縁をいただいて、前向きに歩む自分であろうと思います。
Godunov, Russian cuisine, Marunouchi, Tokyo
ロシア・モスクワの人気老舗ロシア料理店「ゴドノフ」が日本初上陸したそうで、丸ビル5Fへランチへうかがってきました。 窓の外から東京駅がのぞめる立地、ちょっと早めの来店だったので、最初はガラガラでしたが、入店時に時間制限を言い渡され、帰るころには満員状態でした。 ランチコースをいただくには、ちょっとお腹いっぱいにつき、アラカルトで。もうちょっとお腹を空かして臨むべきだった感じですが、ふつうに美味しくいただきました。 ロシア滞在中に、もっとロシア料理を勉強しておけばこんな機会に語れたんだろうに、と、残念に思う一方で、お皿のキリル文字がさらっと読める自分に、それなりにがんばってロシア語初級は勉強していたんだな、と思ったのでした。 中途半端はいけません。がんばります。
Kakitsubata, Nezu museum, Aoyama, Tokyo
燕子花の屏風絵で有名な根津美術館を訪れてきました。 ただいま「光琳と乾山」を開催中、庭園の燕子花も見頃との前評判を受けて、今なら間に合うか?!の期待をもってのぞんだものの、ちょっと遅かったようです。燕子花畑は健在でしたが、中の3割ほどは、すでにしおれた花になっていて、ちょっと残念な様子。今年2018年に関しては、連休中がいちばんの見頃だったようです。 それでも、庭園内は新緑が勢いよく芽吹いていて、歩いていてたいへん気持ちのいい空間でした。 燕子花の評判がすごいのか、海外からの観光客もかなりの割合あるようで、美術館は屋内も庭園内も、たいへんな人の入りでした。 毎年この時期ならではで公開している燕子花、いい時期に訪れられる次回であるよう、心掛けたいです。
Yokoyama Taikan, exhibision, Tokyo 2018
竹橋駅最寄りの東京国立近代美術館で開催中の「生誕150年 横山大観展」に行ってきました。 五月連休を過ぎた最初の週末、日曜美術館で紹介されたこともあってか、かなりの人入りでした。 生誕150年ということで、多様な作品が展示されていたのですが、五月連休を機に、かなりの入れ替えがあったそうで(これほどあるとは、事前チェックが甘かったです)、まさかのパンフレット表紙の富士の屏風絵(群青富士:静岡県立美術館蔵)が、5/6までの展示で、これはけっこうな残念でした。<夜桜:大倉集古館蔵>と<紅葉:足立美術館蔵>を楽しみに行ったので、満足ではあるのですが、それなりにショックではあったのでした。 横山大観といえば富士山、といったイメージだったのですが、この度の展示を拝見して、相当安直短絡なイメージでとらえていたことを思い知りました。絵の中での余白の使い方、色遣い、構図、さまざま興味深く拝見しました。失礼な表現かもわかりませんが、とてもサービス精神おう盛な方だったのではなかろうかと。 今の時代、一般人が情報発信はやろうと思えば数多アプローチがありますが、大正・昭和の時代、世間で認められていた横山大観の情報発信力は、ハンパないものがあったろうと想像され、そんな時代の求める画題が見られたことを、複雑な心持ちでとらえたのでした。 今回<生々流転>という全長40mにわたる水墨画の超大作(重要文化財:東京国立近代美術館蔵)を一挙公開しています。この行列に参加して見るのは、なかなかしんどかったですが、がんばりました。おそらくこれを描くのに費やしたパワーに比べたら微々たるものです。水墨画でこれだけの規模の作品は初めて拝見しました。作家の世界観を表現している感じです。 横山大観展、東京国立近代美術館では5/27(日)まで開催中です。お時間ゆるせば、おススメです。
Kurata, Soba, Musashi-koyama, Tokyo
再開発進行中の武蔵小山のくらたでお蕎麦ランチをいただいてきました。ミシュランガイドにのったことがあるとか。十割蕎麦を超える“外八厘(そとはちりん)”という配合のお蕎麦がウリとのこと。 高山寺の鳥獣戯画をあしらったお猪口と小皿が並んだお膳でいただくお蕎麦は、ほのぼのと美味しかったです。 駅からのアクセスも徒歩3分と良好。黒い外壁に品の良い内装とお膳を飾る食器もオシャレ、ちょっとヒトを誘っていきたくなるお店だと思います。 ランチは土日祝日のみ営業とのこと、興味ある方は、ご注意ください☆
Barbacoa Shibuya, Brazilian barbecue
シュラスコのお店、バルバッコア渋谷店を訪れた備忘録です。渋谷のディズニーストが入っているビルの7階にあります。 可愛い甥っ子くんとのお約束なので、がんばって食べ飲み放題2時間にチャレンジしてきました。13種類のお肉とサラダバーに各種ドリンク。どれも一つひとつとれば、満足に美味しいのですが、特にお肉の方、焼き上がったタイミングで回ってきてくれるので、ちょっとした時間のすき間が満腹感に直結しまして、ちょっと悔しい思いを味わう結果に。 とはいえ、甥っ子くんはまだ中学生なので、食べ盛り。おばちゃんは、気持ちのいい食べっぷりを眺めさせてもらいました☆ 立派です。連れてきてよかったです。 お店の内装はスタイリッシュ、いわゆる焼肉やさん的な焼いたお肉の油っぽさもなく、くつろぐことができます。お肉をしこたま食べたい方には、おススメできるお店です。