beer brewery tour

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brastubl-tour2014地元のビール工場見学に参加しました。

平日木曜日17:00スタート、工場見学時間30分、および歓談時間2時間、宵っ張りまでしっかり楽しんできました。説明全部がドイツ語なので、基本的に英語通訳してもらうまで、何が語られているのかまったくわかりませんでしたが、過去に参加したビール工場見学の過程と雰囲気で、なんとなくつかみはOK。および、連れがたいへん上手に同時通訳してくれたので、思いの外、理解も伴って満喫しました。

うかがったのは、Braustüb´l Darmstadt、地元で相当古くからあるビール工場です。1847年創業、家族経営でやってきた(途中多少の経緯で親戚移管等あったようですが)歴史があるとか。過去、Darmstadterの名前と緑のラベルで愛されてきたものを、この5月から、Braustüb´lの黒いラベルに変えたばかりだそうです。そんな変化点にあっても、製法に変わりはなく、昔から使っている大きな仕込み窯はそのままに、使う麦の種類やホップを仕込みごとに変えて、ビールをつくりこんでいく過程を、実際の窯の紹介とともにうかがいました。こじんまりした空間ながら、クラシックなブランドに加え、新しいテイストにも挑戦してラインアップをそろえているところが、実に興味深いポイントでした。車で30分という距離のフランクフルトにも出回っていないローカルぶりながら、500万リットル/年を出荷している実績を聞くと、さすがビール、天晴れと思うばかりです。

こちらの工場では、ボトルか樽の提供のいずれかで、ボトルは王冠ではなく、ゴム栓を金属で押し留めた形状なのが特徴で、そこが愛されポイントになっているそうです。ビール精製の工程だけでなく、ビールを瓶詰する工程(ボトルを洗って→冷やして→割れチェックして→液詰めして→ラベル貼って→ケース詰めして・・・)まで紹介を受けたのは、本当に面白かったです。さすがに見学時間は工場のオペレーションを止めていますが、通常は、動きっぱなしで騒々しい空間なのだと説明を受けると、ほほうなるほど、と、想像がふくらみました。過去、ドイツの至る所にあった小さなビール工場たちが、最近はボトリングをこちらへ依頼するようになっていることなども教わり、時代の変遷を感じつつも、こうした空間で、そんな事実を教わる機会をもったこと自体をうれしく思ったのでした。

見学終了後は、お約束のテイスティングタイム!数々のビールが揃っていて迷いつつも、無濾過Naturtrübのビール(これが一番おいしい)、ダークビールMärzen、ダーク白ビールWeissbier Hefe-Dunkel、Craft beer 166と、4種のビールをいただきました。ビールのおともには、プレッツェルとソーセージ。至極贅沢な時間でした。おまけで紹介、見学開始前(開始前、全員揃うまでの時間にも、試飲ボトルが並んでいてラッキー)にいただいたVollmondbierも、美味でした。こちらは、若干濁りのあるダークビア、フルーティな香りがあるものの、Weissbierよりさっぱりして飲みやすかったです。

事前予約が必要とはいえ、7ユーロ程度でこれだけの満足感を味わえる空間は、それほどあるものではありません。「うちのビールを理解して愛してください」というメッセージの裏返しなのかな~と理解したのでした。本当にごちそうさまです。今後も楽しませてください。

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