今日、1月7日はロシアのクリスマス。
かなり冷え込んで、昼間でも零下20度を下回る寒さでした。それでも太陽は見えていて、周りの木々は凍結、霜で飾られます。基本的にどこを見渡しても白い世界で、寒さを度外視できれば、たいへん美しいです。凍った窓にユニークな形の霜(морозный узор, frosty pattern)がおりて、ちょっとした天然アートみたいで楽しいです。
そして1月第一木曜日でもあったので、王室陶磁器博物館(?)Museum of the Imperial Porcelain Factory(Wikipediaはこちら)を無料でおじゃましてきました。通常は、単館訪問300ルーブルだそうです。エルミタージュ美術館と連携したご利益にあずかりました☆ エルミタージュ美術館からは徒歩圏ではなく、メトロに乗っていかなければというほど、ちょっと距離があるのでご注意ください。ロシア語大丈夫の方は、オリジナルのサイトでどうぞ。
こちらの博物館、工房(工程等)が見れるのかと思いきや、基本的に過去の遺産(資産)の陳列です。焼き物がお好きな方ならば、飽きることなく楽しめるはずですが。なにげに建物の1階入口、4階の1フロアだけが展示場なので、アレレな感は否めませんので、過大な期待を寄せませんように。すごく焼き物が好きな方や、時間に余裕のある方向けです。
一部、海外からの作品を置いたコーナーがあり、マイセンや中国からのものもある中に、有田焼の大きな壺があって、ちょっと興奮しました。日本からのものというだけで、嬉しくなるのは、国民性なんでしょうか。
こちらの工房、1744年創業で、2年前に270周年を迎えたところだそうです。王室御用達を経て、今に至るようですが、今も愛されるブランドの地位を確かにしている様子。変化の激しい世の中ではありますが、永く愛され続けるモノづくりは、絶えず続いて欲しいと願うばかりです。
おそらく、工房でのお買い物が直近できるわかりやすい貢献と思われますが、現時点、働かざる者の私ができる情報発信で、微力ながら支援していきたいと思います。言い訳臭くなりました。。
帰り道、とっぷり陽も暮れたものの(4時には暗くなります)、まだクリスマスの香る空間をみつけたので、立ち寄ってみました。青空スケートリンクをなめらかに滑って遊ぶ子どもたちがいたり、いわゆるクリスマスマーケットのお店をはしごする人々がいたり。空の暗さと寒さから、ついつい尻込みしそうになる外のお楽しみですが、単に時計の針だけみれば、午後7時のわりと健全な時間。思い込みは要注意です。楽しまないと♪