Meguro Gajoen, Hyakudan Kaidan, Meguro, Tokyo

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PhotoGrid_1472106102798目黒雅叙園の百段階段で開催中の展覧会「和のあかり」を訪れてきました。こちらの展示会、今週末8/28までだそうです。ご興味のある方、お急ぎください☆

副題として、「日本の色彩、日本の祭り」と銘打った、イルミネーションを凝らしたアート展です。雅叙園入口に飾られた山口県柳井市の金魚ちょうちんにはじまり、墨絵師 西元祐貴と絵庇護和紙のコラボ、銭湯ペンキ絵師 田中みずき(日本に3人しかいないそうです)、その他、和とあかりをテーマにした作品の数々が、百段階段に配された7つの部屋に飾られていました。

PhotoGrid_1472106360952写真には入れませんでしたが、日本刀の展示ブースがありました。全日本刀匠会による「平成の十本刀」。現代に至ってもなお、刀やその地鉄の美しさを文化として高めたのは日本だけとの説明がありました。その理由の一つは「お守り刀」、神聖な火と水で鍛えられ、磨かれた刀には魔物を打ち砕く力が宿るとされたことによるとのこと。それが武士のあつらえとなり、ファッション性も併せ、文化として育っていったとの由、なかなか興味深いウンチクでした。

そもそもの百段階段は、1935年に建てられたオリジナルから現存する唯一の木造建築とのこと。階段は厚さ約5㎝のケヤキ板、99段で構成されているそうです。階段および7つの部屋の天井や欄間には、当時の著名な画家たちの絢爛豪華な作品がほどこされています。2009年3月に、東京都の有形文化財に指定されたとか。

目黒雅叙園の百段階段以外にも、和のあかりのテーマで全国各地の文化財が展示されていて、しばらく楽しむことができました。

そして広々と水をたたえたお庭へ足を踏み入れると、カエルが歓迎してくれました。夏の最中にして、なかなか意外です。手のひらより少し大きいくらいでしょうか。非日常の経験”増”にしっかり貢献してくれました。ありがたいです。