Wikipediaによると、サンクトペテルブルグは面積1400平方キロメートル(東京都23区 約700㎢の倍)、人工500万人(2013年時点 福岡県相当)。1703年にピョートル大帝が拓いた人工都市、モスクワに次ぐロシア第二の都市として栄えています。市街中心部を川・運河が縦横に巡る美しい街並みから、「北のヴェネツィア」と称されることもあるそうです。
今日は、そんなサンクトペテルブルグの交通手段についてです。
大まかに街を巡る手段としては、車、タクシー、バス、地下鉄(メトロ)。いわゆる鉄道は街の外へのアクセス用途です。乗用車以外、一般庶民の足は、バスかメトロ(トラムもありますが、未挑戦なので今回は省略☆)。
連れ曰く、東京でいうところのJRがメトロ、地下鉄がバスみたいな感覚だそうです。
バスは街中を縦横無尽に走っています。バス停と必要な路線番号さえ覚えれば、利活用は簡単のようです。ただ、驚くのは時刻表がないこと。5分も待てば次が来るので問題ないですが。。。また、同じ路線番号でも市営と私営のバスがあり、一律ながら運賃も違います。市営は各駅停車。私営は速いのがウリなので、乗車意思表示なければ停車しない徹底ぶり。乗車意思表示は、タクシー同様、バス停で手を挙げます。
一方のメトロ、市内を5路線70近い駅で運営されています。ひと駅区間は長め、これまた時刻表ナシながら、いい頻度(次は2~3分で来る)で走っています。が、先の列車が去ってからどれだけ経過してるかを、電光掲示でリアルタイムにカウントしてくれてるので、たいへん便利です。意外とせっかちなんでしょうか。。
列車は5両編成くらい?どれも連結部は完全切り離しで、車両間の行き来ができません。走行中に車両間を渡り歩く人はいないのかもしれません。いずれも吊皮なしで、立ってるみなさんは、パイプにつかまります。
サンクトペテルブルグ、川が多いので、地下鉄の駅のホームは、半端なく深いところにあります。駅の改札とホームをつなぐエスカレーターの長いこと。あまりの長さのせいなのか、どこの駅でもホーム側にエスカレーターの運行を見張る女性が座っています。
駅構内は外気から完全に守られているおかげで、たいへんあたたかいです。そして、構成にある程度のスタンダードがあるせいなのか、シンプルキレイ。ホームも広くエスカレーターも長いのに、広告も多くありません。
運賃一律28ルーブル(2014年末時点)でMマークのついたトークンを購入、これを改札に入れる方式。出口では無論検札なし。エスカレーターを上がり切ったら、思い思いの出口に向かいます。通勤ラッシュこそありますが、特に物騒なこともなく、きわめて安定した移動手段のようです。
バスもメトロも、日照時間の長短にかかわらず、早朝から深夜まで、ばっちり稼働しています。かなりあっぱれな働きぶりに驚いています。
若干尻切れ的ではありますが、本日はここまで。
モスクワの地下鉄は、核シェルターだから深いといわれてるよ。サンクトもそうなのかな。
いつもエスカレーターの速度の速さに驚きます。日本もあのぐらい速くしてほしい。
Wikipedia情報をどれだけ信頼してよいのかわからないけど、Wikipediaには、「サンクトペテルブルクの地質的な理由により、サンクトペテルブルク地下鉄は世界で最も深いところを走っており、プラボベレズナヤ線のアドミラルテイスカヤ駅(Адмиралтейская) 付近で105メートルの深さを走る。」とあったよ。モスクワ地下鉄に比べてどのくらいなんだろうか。サンクト地下鉄のエスカレーターを異常に早いと感じなかったけど、ホーム~改札が直線で結ばれてる利便性はありがたいと思います。これはつくり方の問題だね、いたしかたない(笑)。