土曜日、お友だちの誘いがあり、ハイデルベルグ散策にいってきました。
ハイデルベルグはドイツの南西部、ネッカー川(Neckar)沿いに旧市街(アルトシュタット)が広がり、丘の上に城をたたええるかわいらしい街です。家から車で45分程度でした。
歩行者天国で土産物屋やカフェ・レストランでにぎわうハウプト通り(Hauptstr.)を通り、聖霊教会(Heiliggeistkirche)を横目に、まずはハイデルベルグ城(Schloss Heidelberg)へ。せっかくなので、中まで入ろうとのことで、€6でShross Ticketを購入。こちら、登山鉄道1回分、宮廷、大樽、ドイツ薬事博物館(Deutsches Apotheken Museun)鑑賞料が含まれています。チケット売り場に日本語パンフの準備があったことには、ものすごく驚きました(笑)。
こちらのお城、13世紀にできたものらしいですが、その後の戦争や火事で破壊されて、今では城址として、一部再建された部分を公開しているそうです。一部塔の壊れっぷりを晒している箇所は、痛々しいですが、観光として眺める分には、興味深いです。ゴシック、ルネサンス、バロックなど様々な様式が楽しめるのが特徴だそうです。お城の地下のワインの大樽の大きさには驚きました。1750年につくられたもので、直径6.5m、深さ9m、228,000L入るんですって。ワインが水替わりだったにしても、かつての隆盛ぶりをうかがい知れるサイズ感でした。そして薬事博物館、薬局、調剤、薬剤って昔からこんな風だったのか、と、興味深い思いを覚える展示ばかりでした。展示説明はドイツ語&英語ですが、展示品だけ目を通すだけでも面白かったです。
ハイデルベルグ見どころもう一つのアルテブリュッケ(Carl Theodor Old Bridge / Alte Brucke)、旧い橋の意味だそうです。ネッカー川にかかる橋で、橋から見上げるお城の眺めもなかなかです。橋のたもとにサルの像があって、顔部の空洞にアタマを入れて写真を撮ろうと観光客が行列をつくってました。
ひとつおまけに食事どころのご紹介。Brauhaus Vetter、アルテブリュッケのすぐ近くにある自家製ビールの楽しめるビアハウスです。ギネス登録されたらしい世界最強(原酒が33%、飲めるのは11.5%)のビールをいただきました。別途いただいたピルス(Helles)とは全く味わいが異なり、カラメルソースをジュースにしたような、甘味とコクのあるおもしろい飲み物でした。
ハイデルベルグ、旧市街ばかりを楽しみましたが、観光地として愛され続けるのが納得できる街でした。