Art Aquarium, Tokyo

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PhotoGrid_1438785674583ただいま日本橋で開催中のアートアクアリウム2015を訪れてきました。コレド室町1の中の日本橋三井ホールで9月23日までやってます。どーでもいいですが、家紋風の金魚ロゴ、可愛いです。

多様な金魚が形状もさまざまな水槽に盛られていて、目を楽しませてくれます。水の中をひらひら踊る金魚がきれいでかわいくて、暑い毎日を多少なり忘れさせてくれます。さすが金魚、夏の風物詩です。

レイアウトやデコレーション、ライティングも凝っていて、一見ショー空間のように見えますが、金魚は生き物、水槽の水をクリアに保つための工夫も水槽台に施されているのだとか。eri_150521kingyo01この度ポスターを飾っている曼荼羅のような水槽は、会場中心奥の蓮華の花を模した水槽を上から撮ったものと、周辺水槽を重ねてつくったものとのこと。あいにく、会場に足を運んでも、自分の目でその画を見ることができないので、少し残念でした。

金魚の歴史をひもとくと、

金魚の起源は、中国でおこったフナの突然変異種、約2000年も前の話だとか。日本に中国から伝わったのが室町時代。江戸前期までは大名等、特権階級や富裕層の贅沢な趣味だったものが、江戸中期以降、藩士が副業として金魚養殖をはじめ、価格ダウンがかなうと、一気に庶民に広まったとのこと。金魚にも歴史ありですね。

冒頭にあるとおり、金魚そのものが突然変異種、それを改良を繰り返して今に至るわけで、金魚は自然界には存在しえない魚なのだそうです。池にはなして放っておけば、そのうちフナっぽくなっていくみたいです。どのくらいかかるんでしょうね。

このアートアクアリウム、日本橋開催5年目だそうですが、すでに東京以外の都市でも、そして万博開催中のイタリア・ミラノでも実施されているとのこと。金魚を愛でて楽しむ文化をスパークさせたような、このイベント、一見の価値はあるかと。今後も多様なチャレンジをしながら、国内外のみなさんにリーチし続けてほしいと思います。応援してます!