Shumen 3, Bulgaria

PhotoGrid_1454098787295シュメン訪問の折、その近郊にある街でブルガリア帝国時代の遺跡めぐりができたので備忘録です。

プリスカ Pliska

シュメン市から30 kmほど外れた場所に、ブルガリア初の首都プリスカの遺跡があります。681~893年の間第1ブルガリア王国の首都でした。
この場所が首都となったのは、穏やかな高台に囲まれたこの平地が家畜の養殖に最適だったから、そして重要な道路の交差点にもなっていたことが起因しているそうです。

遺跡全貌のイメージを写真で見ると、かなりの広さの都市だったことがうかがえます。この日は雪で歩きづらく、全体像をはかるには、少しばかり難しく。そんな事情も承知してか、城跡見学のためのチケットブースは無人でした・・・。中の博物館でようやくチケット購入した形です。

城跡の説明はなかなかシンプルでしたが、ていねいに修復もされ、歩いて&見て楽しい空間でした。博物館には出土品の数々が展示され、描かれた文字や意匠などの解説が添えられていて、興味深い空間になっています。なお、ここから 1 km ほどのところにゴリャマ・バジリカという中世の教会跡も。

この時期に訪問したからこそ、人気のない空間でしたが、時期を選べば、なかなかの人の入りなのでは?と期待しました。

PhotoGrid_1454099437074マダラ Madara

こちらもシュメンから 18 kmほど。切り立った断崖に刻まれたレリーフが見どころ。なにげに世界遺産に登録されています(1979年)。

レリーフは、犬を従え、ライオンを踏みつける槍を持った騎士の姿。中世初期に描かれたものだそうで、23 m の高さにあるとのこと。現在も修復中なのか、足場が組まれています。

入口からレリーフまで、まっすぐに石の階段が組まれ、単に見学して戻るだけでよければ、15分もあれば完結してしまう、なかなかシンプルな世界遺産です。

石灰石でできた岩山なんでしょうか、見上げるようにそびえる岸壁に、レリーフが描かれているサマは、なにやらとても神秘的で、一見の価値ありと思ったのでした。マダラの街に、これ以外の観光ポイントが見当たらないのが少し残念ですが、世界遺産ですし、ちょっと立ち寄って拝んでいくのは、悪くない選択だと思います。

 

karta2_ENもう一つ、プレスラフ Preslav という街があります。こちらは第一次ブルガリア帝国が893年に遷都されたのちに栄えた都市。こちらの遺跡も見どころ満載のようですが、この度は時間切れでたどり着けず。冬は日の落ちるのが早いので、なかなか時間繰りが難しいです。時間の余裕をもって、次回リベンジができますように。

ご参考までに、ヴァルナとシュメン近郊の地図です。その間のプリスカ・マダラ・プレスラフの位置関係がつかみやすいかと。

Shumen 1, Bulgaria

PhotoGrid_1454100047895ブルガリア・ヴァルナからアクセスのよい古都市、シュメン Шумен を訪ねました。ヴァルナから車で1~1.5時間ほどです。

ブルガリア帝国建国の681年から1300年が経過した1981年以来、このシュメンの丘の上に、ブルガリア建国1300年記念碑がそびえています。ソフィア~ヴァルナを結ぶ高速からも、遠くからその記念碑のトンガリを簡単にみつけることができるくらい、わかりやすい街の目印です。建国記念碑ができた理由は、この街が帝国時代からある要塞都市だからなのだとか(地球の歩き方情報)。

街中には、モスク トンブル・モスク Tombul Mosque歴史博物館、作曲家のパンチョ・ヴラディギュエロフ Pancho Haralanov Vladigerovの家等、多彩な観光スポットが集まっています。また、ブルガリアで愛されているビールシュメンスコ Шуменско の工場もこちらです。

PhotoGrid_1454099120690冬の最中、気候の穏やかなヴァルナから車を走らせしばらくすると、まわりは雪原。そこへ太陽が照り付け、気温があがると、雪からたちあがった蒸気が霧のかたまりとなって、もやもやと生き物のように動き回っていました。

雪原の中で完結していると、ただ楽しい景色でしたが、道路まで侵食してきたので、ちょっとドキドキしながら写真におさめました。わかりづらいですが、一瞬視界が真っ白になりました。雪原体験の浅い身には、なかなかレアでおもしろい経験でした。呑気に写真を撮っていられる身で恐縮ですが、危険がなくてなによりです☆

今回、日帰りの旅でしたが、観光詳細お伝えすると長くなるので、複数にまたいでお届けすることとして、本日はこれにて結びとします。