Kakitsubata, Nezu museum, Aoyama, Tokyo

燕子花の屏風絵で有名な根津美術館訪れてきました

ただいま「光琳と乾山」を開催中、庭園の燕子花も見頃との前評判を受けて、今なら間に合うか?!の期待をもってのぞんだものの、ちょっと遅かったようです。燕子花畑は健在でしたが、中の3割ほどは、すでにしおれた花になっていて、ちょっと残念な様子。今年2018年に関しては、連休中がいちばんの見頃だったようです。

それでも、庭園内は新緑が勢いよく芽吹いていて、歩いていてたいへん気持ちのいい空間でした。

燕子花の評判がすごいのか、海外からの観光客もかなりの割合あるようで、美術館は屋内も庭園内も、たいへんな人の入りでした。

毎年この時期ならではで公開している燕子花、いい時期に訪れられる次回であるよう、心掛けたいです。

Suzuki Kiitsu, Suntory Museum

Kiitsu10月2日朝のNHK日曜美術館に刺激を受けて、サントリー美術館で開催中の「鈴木其一 江戸琳派の旗手」に行ってきました。事前の広告を見て、かねてからウズウズしていた展示会ですが、行ってよかったです。

若冲好きを繰り返し唱えていますが、鈴木其一単独の展示会となると、ご本人の魅力が凝縮した作品を浴びるように拝見できて、かなりときめいてしまいました。

9月10日からスタートした本展、10月3日までが前期らしく、作品の入れ替えがかなり発生するとのこと、下調べなくのぞんだので、「え、それなら後期も見たい…」なーんて思いも盛り上がり、ひとまず図録(2800円)を手にしてしまった次第です(コラージュのうち3点は図録からの抽出です)。

鈴木其一は、江戸後期に江戸琳派をおこした酒井抱一の一番弟子だそうで、江戸の晩年に活躍したそうです。お住まいは今の台東区だったとか。激動の時代背景の中、どんな形でこんなダイナミックで愛らしい絵を紡いでいらしたんだろうと、想像するのも難しいくらいの時代ギャップながら、こみあがる好奇心は抑えられませんでした。

特に晩年のチャレンジングな作風を発揮された作品群が見どころです。動植物、さまざまなもののエネルギー(みたいなもの)を上手にひとつの画におさめていて、ため息が出ました。10月30日まで、東京ミッドタウン3Fのサントリー美術館で開催中です。六曲一双の朝顔図屏風(メトロポリタン美術館所蔵)は、東京会場のみでの公開とのこと、ご興味ある方はぜひ☆

Yamatane Museum, Tokyo

PhotoGrid_1445250233685山種美術館で「琳派と秋の彩り」をみてきました。すでに会期終了(~2015/10/25)の備忘録です。琳派400年記念で、この頃はさまざまな空間でいろんな取り組みがあって面白いです。

今回も、琳派に学んだ作品を集め、それぞれの絵の脇に、それぞれ作家の出身や誰に師事した等、略歴の記載がありました。ざっくりとした時代背景の流れもともに楽しめる空間アレンジが効果的で、より一層楽しむことができました。

山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創始者 山崎種二(1893-1983)の個人コレクションをもとに開館したもので、開館の1966(昭和41)年7月当時は、東京・日本橋兜町にあったそうです。日本初の日本画専門美術館だったとか。横山大観や上村松園、川合玉堂ら画家と直接交流を深めながら蒐集を広げていたとか。現在の渋谷区広尾へ移転したのは2009年10月1日。創立者の「美術を通じて 社会、特に文化のために貢献する」という理念を継承し、理想的な環境づくりと質の高い展覧会を通じて、日本画の魅力を発信し続けておられるそうです。

PhotoGrid_1444710534617この日は、ちょうどお昼時だったこともあり、山種美術館へ足を運ぶときのお約束の食べどころ「ビストロ・シロ」でランチをいただきました。いつでも魚介とお野菜の美味しいお店です。平日ランチは、スープ・サラダ・メイン・デザート・コーヒーがセットになっていて、CP適切です。

美味しいお食事と楽しい日本画コレクション、たいへん充実した一日を過ごすことができました。

Korin’s Art in Atami

eb2254cd087f22d9bb3a87e3c82ede68東京滞在の振返り、河津旅の続きです。

河津桜を見たアシで、伊豆北川にある吉祥CARENで一泊、翌朝から雨だったので、当初予定の湯河原梅林鑑賞をあきらめ、熱海のMOA美術館を訪問しました。このたびの企画展は「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」。今年2015年は尾形光琳(1658-1716)の没後300年だそうで、これを記念した特別展です。尾形光琳の代表作、燕子花と紅白梅の屏風2つが対面状態で飾られていました。この2つがそろうのは、56年ぶりのことだとか。圧巻の屏風を眺めつつも、似たような(雨で行先なし)境遇の観光客がひとつ空間に押し寄せていて、ここは東京か?と言いたくなるような混み具合でした。。。

没後100年、200年と、過去、その度に光琳を仰いだ方々が、企画をおこしていたことなどを拝見すると、光琳芸術とその階層(ヒエラルキー?)に、あらためて頭が下がります。

話はそれますが、こちらMOA美術館の企画展とは別に、京都では琳派400年記念祭「RIMPA2015」というのをやってるそうです。有名な風神雷神図を書いた俵屋宗達(生没年不詳)と本阿弥光悦(1558~1637)が活躍した時代、1615年を琳派元年とした上での経過400年を記念しての事業なのだとか。年の数え方にはへぇ~の感を覚えますが、似通った内容にして別の旗を同じ年に企画している点に、興味を覚えました。

※琳派は尾形光琳から派生した名称ながら、そのルーツにあたる、俵屋宗達・本阿弥光悦にさかのぼって、すべて琳派と呼ぶのが、現在の一般的な理解なのだそうです(Wikipediaより)。

またまた別の話題、このたびお世話になった吉祥CARENについて。

もともと、つるや吉祥亭の別館だったものが一昨年?改装オープンしたそうで、モダンな雰囲気の心地よい空間でした。熱川駅から定期的にシャトルバス(予約不要)もあり、アクセスに不便なし。チェックイン時にお部屋へ案内してくださる方が、館内サービスを一枚にまとめた用紙とともに説明くださり、各種あるサービス内容も明快。本館との間を往来する車もあり、館内の温泉を複数堪能できました。あいにくお天気には恵まれず、海の向こう沖に見えるはずの島々には挨拶できずじまいでしたが、波の音を聞きながらお湯につかる贅沢を堪能できて満足でした。夕飯時のデザートに、サイフォンでコーヒーを淹れていただいたのが、とても久しぶりで嬉しかったです。帰りのアシも、熱海方面に乗るとお伝えしたら、シャトルバス時間外にもかかわらず、伊豆大川駅まで送っていただく心遣いもいただき、感謝でした。ただ残念ながら、ネット環境はからきしでした。まだ伊豆エリアのWiFi環境はこれから開拓なのでしょうか。伊豆はおいしくて海もきれいで楽しい土地なので、がんばってほしいです。