The Scarlet Sails Festival

PhotoGrid_1434877735291サンクトペテルブルクで白夜のピークを迎えた6月20日の宵、学生達の卒業を祝するイベント、Алые Паруса(アーリエ・パルサー、訳:赤い帆、The Scarlet Sails)へ、行ってきました。

こちらは、サンクトペテルブルグの白夜の時期に行われる一大行事。跳ね橋が開いたネヴァ川を赤い帆を掲げられた船が上流からエルミタージュ美術館のあるあるドヴォルツォーヴィ橋へ向かって降りてきます。その間、橋の向こうから、大量の花火があがり、勇壮なBGM付と、たいへんぜいたくな30分間を楽しみました。深夜を超えた時間ながら、公共交通が終夜営業なおかげもあってか、たいへんな人混みでした。この赤い帆は、ロシアの作家アレクサンドル・グリーンの同名童話『赤い帆』からとったそうで、初回は1968年、途中中断はあったものの、毎年恒例のビッグイベントだそうです。

白夜も手伝って、この時期は、連日、各地で夜通しコンサートも行われているそうです。サンクトペテルブルグの夏本番、日本の夏とは温度からして大きく違いますが、いろんな楽しみ方があるようです。ぜひ訪れてみてください!

参考:

アーリエ・パルサー:赤い帆船(ぺてるぶろぐ より)

White Nights Festival (PLANET より)

A never-ending feast: St. Petersburg’s best annual events

Horse Riding

PhotoGrid_1433604760255ロシアに住むみなさんは、「ダーチャ дача」といって、いわゆる別荘みたいな空間を持つ習慣があるそうで、そんな空間に招待された記録です。

Wikipediaによれば、ダーチャはロシア語で「与えられたもの」の意味で、これは1700年代にピョートル大帝が庭園付き別荘を家臣の貴族たちに与えたことに由来するのだとか。

話は戻って、今回のダーチャ滞在。白夜の最中でしたが、若干宵っパリながらの一泊二日、おおいに満喫しました!今回のベストはなんといっても乗馬体験。

PhotoGrid_1433549710392近くに馬場があり、10頭近くの乗馬用のお馬さんたちがいました。持って行ったリンゴをあげてると、ザラっとした舌を手に撫でつけながら、おいしそうに消し去ってくれました。食べものを認識してつかむのは、鼻と舌(口)で、目はいたって無表情なんだな~と、妙な観察をしてしまいました。

続いて「乗ってみる?」とお誘いがかかり、乗馬体験へ。どうにか私ひとりの指示で歩いてくれるまで乗れましたが、つくづく馬の賢さを思い知りました。馬自身がタイクツすると、振り落とそうとするんですね、、コワイ。馬の挙動にかかわらず、姿勢を正して手綱をつかんでたのが、功を奏したようで、落ちることなく、必要以上にビビることもなく乗り切りました。動物とのコミュニケーション、バカになりません。楽しかった。

お持たせの芋焼酎(千夜一酔 こちらで調達しました)が意外にも好印象、みなさん優しいです。。。この度、私もなにげにロシア滞在中初めてウォッカ(Vodka)をいただきました。乾杯メッセージのあと、まさしく杯を干すので驚きましたが、同時に面白かったです。こういう飲み方をするために、つまみが欠かせないのだそうです。作法というわけでもないながら、あるんですね。そうそう、イクラはロシア語でもイクラです。ロシア語のイクラは魚卵を意味するので、日本語のイクラだけじゃない点、注意です。バターを塗ったパンにイクラをもりっと載せていただきます。あと、BBQの串刺しのお肉をシャシリクШашлыкと呼びます。

異文化で片づける話でもないですが、いろいろおもしろいです。

おまけでこの度、新たに勉強したこと:

ダーチャ空間でルピナスは害植物。花をつければ美しいものの、根の張りっぷりが、よろこべたものではなく、気が付いたら除外した方がいいのだとか。ルピナスを愛好して育てる人もいる一方で、かなり辛辣なコメントを聞いて驚きました。

Ezonouwazumizakura

PhotoGrid_1432119721873サンクトペテルブルグの春、誰でも知ってるタンポポが、咲き乱れています。ただ、気温が10度を下回ると花をすぼめてしまうことを、ここへきて初めて知りました。まさかいまさら10度を下回るなんてって、私も同感です。。

一方(?)気温の上下にかかわらず、花が開いたら開きっぱなしのものもあります。寒い中でも健気に美しい白い花をつけてそびえているエゾノウワミズザクラ(蝦夷の上溝桜、英:Bird Cherry、露:Черемуха(チェリョームハ))。こちらへ来て初めて覚えた花です。花のイメージとしては雪柳を大きくしたような感じ。さわやか系の甘いよい香りがします。ヨーロッパやアジアの北部で自生するサクラの一種で、高さ8-16mくらいになるのがふつうらしい。夏には黒い実をつけるそうで、こちらがダンナさんの小さい頃のおやつだったそうです。

チェリョームハと教わったので、聞いたままのカタカナ語でググってみると、いくつかヒットしたのでシェア:

・越後屋さんより [おやつ]Торт ~Черемуха~(チェリョームハのトルテ)

・丁寧な生活をゆっくりとより チェリョームハ咲き始めていい香がしてきた

・シベリアの贈り物より チェリョームハ粉(ウワミズ桜)

・『うたごえ喫茶のび』より 窓辺に散るチェリョームハ ロシア民謡

なんとなく把握できたのは、ロシアで古くから花も実も愛されてきたらしいこと。こうして調べているうちに、実も試してみたい気がしてくるから、つくづく己の旺盛な好奇心には笑ってしまいます。。

いずれにしても、ロシア サンクトペテルブルグでも、通常5月に入れば、10度を下回ることはないそうで、少し予定外の寒さにみまわれているようです。天気予報によれば、今週から日中18度くらいまであがるらしいので、これが当たって続いてくれることを期待するばかりです。

なお、6月21・22日をマックスに、その周辺50日が白夜(真夜中も薄明り)です。間もなく始まるそうですが、すでに現時点で夜10時を過ぎてもぼんやりと空が明るいです。白夜体験って初めてなので楽しみです。