Kimono Salone in Nihonbashi 2017

きものサローネin日本橋にいってきました。

ホームページによれば、2012年よりCOREDO室町の三井ホールを中心に毎年開催されている、きものファッション&カルチャーイベントなのだそう。たぶん初回から、かなりの頻度で参加しているように思われます。

今年は例年よりも、少しカジュアル側に寄ったかな、といった雰囲気を感じましたが、あってますでしょうか?

ひとしきり会場をめぐった後で、「八咫」さん(サローネ出展ブース)で日本酒を楽しませていただきました。何種類いただいたでしょう。華やかどころからしっかり系まで、各種取り揃えていらっしゃるところを満喫してしまいました。何しに来たんだか…

着付けを習って10年以上。着付けを教えるための勉強はしてませんが、着物をきれいに着て楽しむ方が増えるように、何かできないかと思う今日この頃です。何かいいアドバイスあれば、ぜひお声かけください。

Genyadana Hamadaya, Nihonbashi Tokyo

photogrid_1481466711875人形町にある老舗料亭 玄冶店 濱田家さんを訪れる機会に恵まれました。Facebookでみつけた女子未来大学の企画「老舗料亭 濱田家女将に教わる、大人になってからの「和」の似合う美しい女性になる方法」、タイトルに惹かれてエントリー。

濱田家は大正元年の創業、百年を越える老舗料亭です。お話を聞く、という口実で、料亭の敷居をまたぐことのできる機会はありがたく、案の定ステキな体験となりました。なにしろ濱田家女将の三田さんのお話ぶりが魅力的でした。お話の内容もさることながら、所作やお話しする際の間合いのとり方、話すスピード、そんなところに感じ入ったのでした。

毎日がいいことばかりとは限らないけれども、自分が幸せな気分になることにココロを向けることで、上昇方向にもっていくのだと、可愛らしい笑顔でお話しされていたのが印象的でした。

和のテーマということで、着物参加の方がたくさんいらっしゃるのでは?との期待がかなわなかったこの日でしたが、濱田家女将のステキなお話をうかがえたことで、十二分に豊かな気持ちになりました。

女将の付け下げの飾り紋もたいへん可愛らしかったので写真を撮らせていただきました。着物が好きな方ならではの楽しみ方をもっともっとご紹介いただきたかったです。

そのうちきちんとお食事目的で濱田家にうかがえる日が来たら良いな~とも思います。

Shichi Go San

photogrid_1480173119761先日、親戚の七五三を着付けサポートさせていただきました。あらためましておめでとうございました。

代々大切にしている着物を身にまとうご本人の嬉しそうな笑顔と囲むみなさんの笑顔の中、ご一緒できたことを嬉しく思います。大切な時間を紡いでいきたいです。

着付け観点では、帯結びは三重紐のおかげでなんとかでしたが、お子さんの着付けの難しさを痛感した一日でした。

この日は7歳の女の子(妹さん)が主役で、そのお姉ちゃんの12歳の女の子を13祝いとして二人とも祝ってしまいましょうというコンセプト。

着付けのタイミングで、裾がズリ落ちませんようにの気持ちを込めて、腰ひもをかなりしっかり結んでしまったら、どうやらきつすぎたようで、かわいそうなことをしました・・・

この度の反省ポイントを胸に、今後に備えたいと思います。

着物を笑顔で着てくれるお子さんが、オトナが増えてくれることを期待します。気持ちよく着てもらえる努力をがんばります。

Kimono Salone 2016

photogrid_1474099906588日本橋で開催中のイベント「きものサローネ」を訪れてきました。9月19日(月)まで、YUITOにて「きものカーニバル」のテーマで開催してます。

「きものサローネin日本橋」は、今年で5年目、2012年からCOREDO室町の三井ホールを中心に毎年開催されている、きものファッション&カルチャーイベントです。

毎年、きもの系ものづくりのお話しを直にうかがうことができ、多種多様な着物コーディネートを楽しめる、たいへん楽しい空間です。イベントとして、マネキンに着せ付けたコーディネートで人気投票もやっていますが、どちらかというと、訪れていらっしゃるリアルなコーディネートの方が、目に楽しいです。

今回は、雑誌「美しいキモノ」の表紙になれるブース設置があり、気分は着物モデル♪を体験させてもらってきました(会場のスタッフの方に撮っていただきました、ありがたいです)。こういう茶目っ気の効いた趣向が嬉しいです。

今年は男性で着物を着た方のご参加が多いように感じました。着物男子が流行っているのかもしれません。着物人口が増えるのは、いずれにしても嬉しいことです。

サローネ後半は、来月10月末(10/28-30)に開催とのことです。日本橋の地下歩道には、100体の着物コーディネートが並ぶとか。

盛夏が過ぎ、着物を着るのがおっくうでない気候になってきたので、イベントにかこつけて、着物頻度が上がりそうなこの頃です。

Hage-TEN, Tempra, Tokyo

PhotoGrid_1462077863322東京駅地下食堂街 黒塀横丁のひとつ、銀座ハゲ天でゴハンをいただいた備忘録。黒塀横丁、東京駅でちょっとお腹が空いたときに、しっかり満足できるお店群が並んでいるのでありがたいです。

今回は天ぷら定食をいただきましたが、天ぷら単品オーダーも可、ふらっと立ち寄れる気軽さのあるお店です。

さて、ハゲ天、お店のホームページによれば、

1928年、東京の九段で天ぷら屋を始めた時の屋号は 「たから」。
ところが初代の店主、渡辺徳之治は完全なハゲ頭だったので、お客様からは「ハゲの天ぷら屋、ハゲ天」としか呼ばれず、翌年銀座に進出する時に思いきってこの「ハゲ天」を屋号にしました。
その後、お客様に覚えていただきやすい名前としてこの屋号は広く浸透し、現在に至ります。

とのこと、初代ご主人にあやかった、覚えやすい屋号、私も不思議と親しみを覚えています。

この日は、東京大丸で開催中(4/27-5/3)の若冲プライスコレクション着物展に立ち寄りました。若冲の緻密で採色豊かな絵がたいへん豪華な着物に仕上がっていました。若冲キモノを自分のものにするって、気持ちがいいだろうな~と思いながらも見送ったのでした。5月18日から上野松坂屋さんでも展示を行うそうです。お時間許せばぜひご覧になることをオススメします。

PhotoGrid_1440061804050そして、天ぷら思い出したように掲載しますが、昨年夏にうかがった銀座天利さんのランチコース(天ぷら9品)を写真付きでご紹介。

外堀通りに面していながら、お店の入口そのものは、階段を上がって少し奥に入るせいか、静かな店内です。カウンターの目の前から、カラリとあがった天ぷらを出していただけます。

最後のかき揚げをお茶漬けにしていただけて、これがなかなかおいしかったです。

全般的に天ぷら好きなので、丁寧にひとつひとつサービスしていただけるお店と、セットでどうぞと一気にサービス(ハゲ天は3回に分けてくれました)のお店とを一緒に語ってしまいましたが、別々の方が望ましかったような気がします。失礼いたしました。。

Nutcracker, Ballet, St. Petersburg

PhotoGrid_1451304808112クリスマスプレゼントとして、マリインスキー劇場へバレエ「くるみ割り人形」を見に連れて行ってもらいました。

昨年はエルミタージュ劇場でくるみ割り人形を見て、大いに感激したので、今年は別の劇場で見たい!とリクエストしてのマリインスキー(旧い方)でした。

バレエに全く詳しくないものの、劇場お抱えの劇団というのかダンサーというのかが異なるようで、マリインスキーのダンサーの層の厚さに感心しました。前回エルミタージュの時には、男性が何度か役を変えて登場していて、その体力にも感心したわけでした。一方今回のマリインスキーでは、男女ともにめちゃくちゃたくさんいるなーと。ステージも広いですし、装飾も含めて、見ごたえはバツグンでした。そして、群舞が迫力。時には32+2人が躍りながら交錯するので、集団行動(リンクは動画です)もびっくりです。

バレエダンサーの皆さんって、線が細いのに、正確な動きをはじき出せるのは、その下に力強いカラダが備わってるからなんでしょうね。あらためて人間の可能性のはかりなさに感服、敬意を覚えました。

さて、この度ようやく個人的に着物デビューを果たしました。着物といっても洋装くずれの着こなしです。短期滞在なのと、足元の悪さを心配して、下着はタートルネック・レギンス、それに着物を羽織ってひざ丈にたくし上げて半巾帯を結んだ簡易スタイル。足元は長ブーツです。それでも、会場にいらした方々には、着物と認知してもらえたようで、満足です。祖母からもらった古い着物ですが、異国の地でこんな形で着られるとは、思ってもみなかったことでしょう。異国の地での着物デビュー、恐れることもないことがわかったので、折をみて再度、再々度と、チャレンジしていきたいと思います。

 

Shibuya Walk

PhotoGrid_1448118446534クリスマスのライトアップが整った渋谷の街を歩いてきました。大きなビルのふもとには大きなクリスマスツリーがそびえ、夜の渋谷の街を彩っていました。

つい先日11.19オープンしたばかりのマルイのライフスタイル提案型商業施設「渋谷MODI」にも行ってきました。壁面のソニー製大型ビジョンモニタが目を引きます。館内10フロア全55店舗が入っているそうです。HMV & BOOKS TOKYOが5~7階に入っています。

オープン直後、連休最中なこともあり、館内エスカレーターは途切れることなく人が続いていたので館内をさらっと素通りするだけにとどまりました。ただ一つ、着物好きが高じて立ち寄ったのが着物のやまとがやっているTHE YARD。ジェンダーレスで着られるきものを反物でそろえているのが特長だそう。新しい着物人口を開拓しつつ渋谷の街と上手に融合していってほしいです。

渋谷といえば、スクランブル交差点。一回の青信号で最大3000人が行き交うのだそうです。私も例にもれずですが、この瞬間的な人混みを撮影するカメラの多いこと。海外からの観光客もかなりの頻度で見られるのは、「ロスト・イン・トランスレーション」以来、映画のシーンとして採用されて知名度が上がっているとか。

渋谷の街中を行き交う人々、全般的に若者が多いように感じました。旧東急東横線エリアを含め、大型工事の続く渋谷駅、2020~2027年に向けて大規模リニューアルが進行中とのこと。渋谷・未来予想図のサイトなどもあります。東京オリンピックよりも先ながら、その時はなにげにあっという間にやってくるのでしょう。楽しみに見守りたいものです。

Wisteria

PhotoGrid_1430223904462東京より暖かくなるのが少し遅いと思っていたら、昨日近所で藤が咲いていました。日中ギラギラした陽射しの続く日もあるので、一気に挽回してるのかもしれません。

さて、藤(英名:Wisteria)。こちら花言葉のサイトによれば、日本では古くから、フジを女性に、マツを男性にたとえ、これらを近くに植える習慣があったそうです。外国の方々にも和の風情を強く感じさせるというフジの花。たおやかに垂れる花姿は、振袖姿のあでやかな女性を思わせます。そして花言葉は「やさしさ」「歓迎」だそう。

こちらのサイトによれば「藤の花言葉の由来!別名や開花時期、ツルのまき方で種類が違う?」、藤は日本固有種で一般にみられる「野田フジ」、野生する「山フジ」の2種類。おもしろいのは、この二つ、野田フジが上から見て時計回りにツルが巻くのに対して、山フジは反時計なのだとか。さらにこちら冒頭にある古事記からの引用、”春山霞壮夫(はるやまのかすみおとこ)”が美女を射止めんがために藤のつるで作られた上着を着たというところから、以前、丹後の遊絲舎さんで藤布を拝見しつつ、お話をうかがったのを思い出しました。

遊絲舎の小石原さん、消滅したかに見えた藤のツルからつくった糸つくる藤布を復活させ、現在の技術を交えながら、息子さんと一緒に、ステキな帯作品づくりをなさっていらっしゃいます。藤布ならではの、ざっくりした軽さのある風合いが魅力的です。数年前、天橋立を眺める丹後観光とともに工房をお邪魔した日が懐かしいです。

 

Koda Aya Kimono-Cho (Aya Koda)

162615幸田文 きもの帖』 幸田文 著 青木玉 編(平凡社)

幸田文さんは、作家の幸田露伴の娘さん、ご自身も小説・随筆等、執筆活動をなさった方で、日常生活を着物で通されたのだとか。本の内容紹介欄には以下の記載が。

「きものはその時、その場、その気持ちで着るもの」。生涯をきもので通したきっぷのいい東京の女、幸田文が語るきものの楽しみ方。本物のおしゃれがわかる、ふだん着のきもの入門。

『しつけ帖』『台所帖』に続く、「幸田文の言葉」3冊目。別途岩波書店から出ている『幸田文全集』を底本として、キモノに係るものをまとめたもののようです。

いっとう最初の「かきあわせる」の項にあった、一節。

日本の女が長いあいだ日本の着物を着なれてきていちばん感じるものは、「かきあわせて着る楽しさ」ではないかと私は思います。上前と下前をかきあわせて着る腰の感覚です。左右の襟をかきあわせる胸もとの感覚です。(中略)和服というのは、つまり自分の心情如何で自由に自分の形をこしらえて行くところがおもしろいのだと思います。

ステキです。こうした着る際の心情(「きこなす」の項もあります)だけでなく、素材、柄行、色目、季節、小物の話、数多の着物にまつわるエピソードが織り込まれていて、たいへん興味深く読みふけることができました。どれをとっても、たいへん丁寧に穏やかな語り口でつづっていらっしゃるので、余計に親しみを覚えました。

自分自身、キモノ愛好歴かなりになりますが、何がいいの?どういいの?といったところを、上手に簡潔に説明することができず今に至っており。物書きのみなさんがどのように語ってきているのかな?といった興味で、手に取った一冊です。

まだまだ未熟につき、明快なこたえにたどり着いていませんが、「着物が好き」をきっかけに、日本に根付いている文化、習慣等々を学び、残していける日々でありたいと思います。

Kimono no Yorokobi (Mariko Hayashi)

51664WFMCAL着物の悦び きもの七転び八起き』 林真理子(新潮文庫)

あの林真理子さんも、着物好きだったそうで、着物を始めたころの思い出とともに、着物を始めてみようかという方、着物を始めたばかりの方、着物が好きな方に向けて、思いのたけをつづったキモノにまつわるエッセイ本。

彼女の財とコネクションあってして、けっこうなコレクションをそろえ、楽しんでいらっしゃる風がよくわかり、面白く読める反面、ちょっとハイソすぎて参考にするにはハードルが高すぎると感じました(笑)。

彼女がこれを書いた頃(20年近く前)と、自分の年齢がどうやら近いことがわかり、人生いろいろ、と、失笑を含む思いをめぐらせました。20年前の着物(業界?)と今とで、どれほど違いがあるか、私にはわかりませんが、世の中の差分と照らしてかんがみるのも面白いかもしれません。

さて、本編最終部「着物は楽しい、むずかしい」と題したパート、1992年に「京都織物商業組合」での講演の中で、共感を覚えたテキストを備忘録までに残します。

・着物のお蔭で、私は人生が二倍にも三倍にも、豊かになったというふうに思っています。たかが着るものだとか、布きれだというふうには私には思えないのです。(中略)新しく仕立て上がった着物に帯を合わせて、帯揚げや、帯締めをあれこれ並べてみる喜びというのは、知らない人に話しても、お分かりにならないかも知れません。けれども、それを知った者というのは、生きてることの贅沢さに触れることができるのではないかと、私は確信しております。

・(前略)ところが、二十歳の本当にキレイな女の子でも光を失ってしまうのが着物です。そこに七十歳のおばあさんが現れて、本当に息を呑むような、実に心憎いばかりの配色で、袖口から見える長襦袢の色も着物に適っていてそのしぐさも美しい。するとその七十歳のおばあさんが二十歳の女の子に勝てるというのが、私は着物だというふうに思っております。

着物が好きな方にこそ頷けるけれども、きっと、そうでない方には、ピンと来ないところなんだろうところを、たいへんスパッと表現してくださってて、気に入りましたので引用。

着物を楽しむには、現時点、若干厳しい環境下にありますが、あきらめることなく、いろいろ模索し続けます。