Mucha2017

国立新美術館で開催中のミュシャ展を訪れてきました。

週末だったことと、NHKの日曜美術館で取り上げられたことも手伝ってか、ものすごい行列をなしていました。

ミュシャ展の会場は2階、一方1階で開催の草間彌生展もすごい行列でした。現在、国立新美術館の敷地内、数々の草間彌生作品が飾られていて、撮影フリーらしいので、ついつい写真におさめてしまいました。

この度のミュシャ展のめだまは、チェコ国外世界初公開、超大作<スラヴ叙事詩>20作とのこと。私の中では、ミュシャといえば、アール・ヌーヴォーの優美な女性ポスターのイメージだったので、入口を抜けてすぐに広がった巨大な絵(と画を見入る人垣)に、ぎょっとしたのでした。

センセーショナルなスラヴ叙事詩の空間を抜けると、いわゆるミュシャの歴史をなぞるレイアウト、ひと安心しつつ、不勉強ながらミュシャと彼の時代背景を解説をちょいちょい読んで勉強しながらのひと時でした。
まる1世紀ほど前のこと。もう少し勉強しなければと思いました。

今回の一角に撮影フリーの空間があったので、私も撮影隊に参加してみました。

ヒトのアタマとの比較で、いかに大きな絵かおわかりいただけるかと。

The Power of Colors, Musee Tomo

少し時間をさかのぼりますが、菊池寛実記念 智美術館で開催の「The Power of Colors―色彩のちから」に行った(すみません、すでに会期終了しています~12/4)備忘録です。

こちらは基本、美術館創立者の菊池智(1923-2016)さんの現代陶芸コレクションをメインにした展示です。今回の展示は、色がのヒトのココロやカラダに作用する力に着目。陶芸における土の表情や美しい色彩表現を一手に集めたものでした。

陶芸家約36人、55件の作品による「色彩のちから」、チケットをいただいたご縁で立ち寄った感じでしたが、楽しみました。陶芸に詳しい方には言わずもがなでしょうが、徳田八十吉さんと藤本能道さんの作品を拝見できたことは、ありがたかったです。

この日、智美術館~駅のアクセス中、赤坂アークヒルズの蚤の市に遭遇、かわいいアンティークの指輪をゲットできしました☆ ちょうどテレビ東京さんがこちらに移られたタイミングらしく、クリスマスコスチュームに包まれたナナナにも遭遇できました。

といった一日の中で、ひとつおもしろい企画がはしっていることを見つけました。「21世紀鷹峯フォーラム~工芸を体感する100日間」。智美術館に冊子が置いてあっただけですが、主に都内で参加可能なイベントが多くリストされていて、たいへん興味深いイベントが進行中(~1/29)とのこと、読売新聞でこんな記事も組まれています。すでに終盤ながら、折をみて、積極的に参加したいと思いました。

the 50th Anniversary of the Yamatane Museum of Art

PhotoGrid_1470907960776広尾にある山種美術館をたずねてきました。

ただいま開館50周年記念の特別展第3弾、「江戸絵画への視線ー岩佐又兵衛から江戸琳派へー」のテーマで江戸時代作品の山種コレクションの選りすぐりを展示しています。会期は今月8月21日までです。

山種常連さんであれば、見たことあるな~的な作品がちらほらしています。が、山種美術館ならでは、作家・作品それぞれについてのしっかりした解説のサポートがあり、展示会トータルとして楽しむことができます。ここが、こちらの美術館の味わい深いところと思います。きもの割引(団体割200円引きです)があるのも魅力です☆

今回は、会場内4点の屏風の写真撮影がOKとのことでしたので、撮影してきました。とはいえガラスの中なので、キレイに撮るのは難しかったです(映り込み複数…)。若冲好きですが、「伏見人形図」は何度も見たなの感ありでして。今回展示では、上村松園《蛍》が気に入りました。蚊帳を張る中ホタルをみつめる女性の空気感が秀逸でした。

詳しくないながら、美術鑑賞は楽しいです。暑い日差しの中も、足を運ぶ価値のある時間です。

PhotoGrid_1470908115544そして、アタマを使った後は山種美術館~恵比寿駅の中ほどにあるビストロ・シロにてランチ。魚介が得意のビストロで、山種美術館を訪れるたびに、よく訪れています。今回は3人で訪れたので、3人前のお皿をバシバシ写真撮影。おいしそうなコラージュができあがりました。

PhotoGrid_1470908171456山の日、祝日の今日は、ちょっとリッチなランチコース。付け出し的なスープにはじまり、前菜(4種から選ぶ)、メイン(7種から選ぶ)、デザート(2種から選ぶ)、コーヒーor紅茶です。パンがついてきます。お値段はメインディッシュ依存。機会があれば、ブイヤベース(2人前~)を頼んでみたくなりました。

ドリンクは特段オーダーしなかったので、さわやかな香りのジャスミン茶をご提供いただきました。フレーバーティーはあまり得意でないですが、こちらは何杯もいただいてしまいました。

どちらのお皿もたいへん美味しく、お腹いっぱい楽しみました。

街路樹の中に、ちらほらと夏のお花が咲いていたので記念撮影。名前のわからないお花が多数ですが、可愛らしくてほのぼのしました。

Jakuchu, Ueno, Tokyo

PhotoGrid_14625378581045月連休の中、上野の東京都美術館で開催中(4/22-5/24)の若冲展を訪れてきました。江戸時代に活躍した画家 伊藤若冲(1716-1800)の生誕300年を記念した企画展です。

あちこちで、ものすごい並ぶし、中に入っても人垣がすごくて絵を近くで見れない、とウワサに聞いていたので、カクゴの上でのぞんだところ、想定の範囲内の人の入りでした。が、それでも、見に来てよかったとの満足感と感動を与えてくれる作品の数々でした。

B1F~1F~2Fと3フロアにまたがっての展示ですが、やはり若冲が京都・相国寺に寄進したという「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅がフロアにぐるっと配されて飾られている1Fが圧巻です。

1つ 143cm x 80cm ほどのサイズの「動植綵絵」。様々な植物,鳥,昆虫,魚貝などの生き物がバランスよく丁寧に描かれていて、ため息モノです。画の大きさに比べた筆の緻密さを見ると、相当な集中力と時間が注がれたであろうことがうかがえます。そんな中にも、ちょっと笑みのこぼれる筆が見え隠れするところが、私のお気に入りポイントです。

今回展示の図録(3000円)、迷わず購入しました。寄りで見れなかった数々を、自宅で眺めて、しばらく楽しめそうです☆

The Städel Museum in Frankfurt

PhotoGrid_1427553154938お友だちから、「印象派に興味があれば、おススメだよ」と聞いたので、フランクフルトのシュテーデル美術館を訪れました。

フランクフルト中央駅から、マイン川を越えて間もない川沿いにある立派な美術館で、フェルメールの「地理学者」を置いていることで有名らしいです。が、本日のお目当ては、こちらの創設者であるシュテーデルさんが、ご自身のコレクションを寄贈して200年を記念した企画展 “MONET und die Geburt des Impressionisms” です。モネの作品を中心に、印象派の作品を多数、楽しんできました。

目玉は、モネの大型作品なんでしょうか。正直、日本人が喜ぶモネ作品は少なかったように思いました(すみません)。とはいえ、いくつかの主だった時代背景とテーマで括って展示してあって、企画者の趣向をふまえて、モネ、ピサロ、ルノアール、ドガなど、数々の印象派作品を満喫できました。

ただ、日本国内の美術展に行き慣れているからなのか、展示札(作品名・作者・作成年等を示したパネル)が、ドイツ語・英語で書かれていて、字も細かくて読みづらく、ちょっとがんばって読んでしまったが故に、企画展エリアを出ただけで、どえらい疲労感でした。。。

土曜日のせいなのか、10時オープンの直後に入ったにもかかわらず、けっこうな人、お昼近くには、さらにヒトひと人でした。ドイツ語availableな皆さんは、オーディオガイドを持った方がやたら多かったです。企画展内のドイツ語、英語ツアーガイドなどもあるようで、ほかの観光地の有名な美術館よりは、ずいぶんと混み合ったイメージを受けました。企画展のチケット(常設展込み)大人2枚で14ユーロ、まずまずの価格感です。この企画、2015年6月21日までやってるそうですから、フランクフルトでストップオーバー等、時間つぶししたい方には、もってこいのチャンスかと。

せっかくなので、常設展も拝見(企画展とフロアが異なります)。宗教画が大量にある中に、フェルメール(Johannes Vermeer)の『地理学者 (Der Geograph)』があったり、ボッティチェリ(Sandro Botticelli)の『女性理想像 (Weibliches Idealbildnis)』があったり。けっこう広い大量なコレクションの中で、個人的にヒットな作品を見つけるのも宝探し感覚で楽しかったです(その分、疲弊もします)。館内マップもあるのですが、これがまた、非常に不案内なので(美術館のカタログの表紙にフェルメールの地理学者を使っているのに、館内マップに載せないって、意味不明ですよね)、使いませんでした。

ランチは、近くのSchweizerstrでみつけた、イタリアン『Trinco』にて。小さなお店ながら、気さくなお兄さんが手早く美味しいピザやパスタを出してくれました。珍しさに任せて、Pizza Tandori(タンドリーチキンの乗ったピザ)をいただきました。その後、ちょっと散歩してCafe 『La Maison du Pain』でコーヒーブレイク。マジパン入りのクロワッサンとコーヒー、ご想像どおり、簡単に満腹になります。

朝から活動して、芸術堪能、舌も堪能、お腹いっぱい楽しんだ一日でした。東京は桜も開花、20度くらいでぽかぽか陽気だそうですが、こちらはまだ昼間でも10度程度。お日さまのおかげで若干ぽかぽか気分も味わえますが、まだ冬のコートは手放せません。それでも、桜に近いバラ科と思われる木々が力いっぱい花開いている姿をみかけることができるようになりました。嬉しいです。タンポポも見つけた!春本番は近いです。

観光当日にブログアップできるなんて、ほんとうに稀。今後も、時間の上手な使い方を心がけたいです!

Korin’s Art in Atami

eb2254cd087f22d9bb3a87e3c82ede68東京滞在の振返り、河津旅の続きです。

河津桜を見たアシで、伊豆北川にある吉祥CARENで一泊、翌朝から雨だったので、当初予定の湯河原梅林鑑賞をあきらめ、熱海のMOA美術館を訪問しました。このたびの企画展は「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」。今年2015年は尾形光琳(1658-1716)の没後300年だそうで、これを記念した特別展です。尾形光琳の代表作、燕子花と紅白梅の屏風2つが対面状態で飾られていました。この2つがそろうのは、56年ぶりのことだとか。圧巻の屏風を眺めつつも、似たような(雨で行先なし)境遇の観光客がひとつ空間に押し寄せていて、ここは東京か?と言いたくなるような混み具合でした。。。

没後100年、200年と、過去、その度に光琳を仰いだ方々が、企画をおこしていたことなどを拝見すると、光琳芸術とその階層(ヒエラルキー?)に、あらためて頭が下がります。

話はそれますが、こちらMOA美術館の企画展とは別に、京都では琳派400年記念祭「RIMPA2015」というのをやってるそうです。有名な風神雷神図を書いた俵屋宗達(生没年不詳)と本阿弥光悦(1558~1637)が活躍した時代、1615年を琳派元年とした上での経過400年を記念しての事業なのだとか。年の数え方にはへぇ~の感を覚えますが、似通った内容にして別の旗を同じ年に企画している点に、興味を覚えました。

※琳派は尾形光琳から派生した名称ながら、そのルーツにあたる、俵屋宗達・本阿弥光悦にさかのぼって、すべて琳派と呼ぶのが、現在の一般的な理解なのだそうです(Wikipediaより)。

またまた別の話題、このたびお世話になった吉祥CARENについて。

もともと、つるや吉祥亭の別館だったものが一昨年?改装オープンしたそうで、モダンな雰囲気の心地よい空間でした。熱川駅から定期的にシャトルバス(予約不要)もあり、アクセスに不便なし。チェックイン時にお部屋へ案内してくださる方が、館内サービスを一枚にまとめた用紙とともに説明くださり、各種あるサービス内容も明快。本館との間を往来する車もあり、館内の温泉を複数堪能できました。あいにくお天気には恵まれず、海の向こう沖に見えるはずの島々には挨拶できずじまいでしたが、波の音を聞きながらお湯につかる贅沢を堪能できて満足でした。夕飯時のデザートに、サイフォンでコーヒーを淹れていただいたのが、とても久しぶりで嬉しかったです。帰りのアシも、熱海方面に乗るとお伝えしたら、シャトルバス時間外にもかかわらず、伊豆大川駅まで送っていただく心遣いもいただき、感謝でした。ただ残念ながら、ネット環境はからきしでした。まだ伊豆エリアのWiFi環境はこれから開拓なのでしょうか。伊豆はおいしくて海もきれいで楽しい土地なので、がんばってほしいです。