Christmas in St. Petersburg

PhotoGrid_1419425829355メリークリスマス!

いよいよサンクトペテルブルグにも冬が来ました。気温が零下10度近くまで下がり、毎晩(昼間も)雪が降り、街中にしっかり雪が積もり始めています。車道こそ除雪されているものの、そのほかは真っ白、白銀の世界です。踏み荒らされていない早朝の景色が(暗いですが)きれいです。一方で除雪された雪山が路肩にでき始めました。そして街中、雪そりを持った奥さんたちをみかけるようにもなりました(子どもを乗せて引っ張るらしい)。

さて、本日のお題は、ロシアのクリスマス。ロシアにおいては、ロシア人をはじめ多くの民族がロシア正教の信徒なこともあり、日本人の考える「12月25日がクリスマス」は当たりません。12月25日はキリスト教国が祝う祭日(グレゴリオ暦に基づく)。ロシア正教のクリスマスは、1月7日。1917年の社会主義革命前のロシアで用いたユリウス暦を重んじてのこととか。クリスマス、お正月、と、バタバタとお祝いしていく日本とは違って、ロシアでは年始(大晦日~新年)を盛大に祝うのが通常なのだそうです。夜通しガッツリ飲み食いするんですって。
街中には12月半ばあたりから、電飾、ツリー、サンタの飾りつけ、と普通にクリスマスモードが広がっていくので、カトリック同様と思いきや、サンタはサンタにあらず・・・。サンタの風貌は、ジェット・マロース(厳寒おじいさんの意味)と呼ばれるロシアオリジナルのキャラクター。冬を連れてくる妖精みたいな存在だそうです。この時期、子どもたちにプレゼントを持ってきてくれるあたり、サンタの要素とずいぶんかぶってます。孫娘のスネグラーチカと一緒にいるのも特徴だとか。
クリスマスツリーは、ヨールカと呼ばれ、街中いろんなところで見られます。もちろん年内に限らず、新年を迎えるまで飾られ、クリスマス(1/7)過ぎに徐々に片づけられるのだそうです。そんなこんなで、ロシア語でのメリークリスマスに相当するフレーズは、「新年おめでとう」と書かれているものが多いようです。

smartbandtalkここで、話は転じて自分の話。今年、クリスマスプレゼントでSmartTalk Band SWR30(ソニー製)をもらいました!ルーブル暴落がきっかけ:p。こちら、夫婦でおそろいです。基本的には時計としての利用ですが、目下、専用アプリ「Lifelog」で歩数、睡眠、その他自分の活動時間観察をエンジョイしています。楽しみつつも、スマホにたまった自分の多様な情報をサーバ管理されてしまうことに安易に慣れてしまうことへの違和感を、どう咀嚼したものか、考え中です。。。

参考:マダムリリー「ロシアのクリスマスは何だかスゴイ!」、オソロシ庵「ロシアにいるサンタクロースにそっくりなマロース爺さんを紹介します!

sushi – Japanese Food

sushi海外で見かける日本食の一番をかざるのがスシだと思われます。統計データを見たわけでもなんでもない感覚的なものなので、ご容赦ください。たいていが、巻物になっていて、日本では考えられないネタのとりあわせだったりしますが、すし飯をつかって、すしネタと一緒に供するあたりは、まさしく「スシ」とうなずきます。

たいへん面白いことに、海外のみなさん、特に日本に足を運んだこともない、足を運ぼうと思ったこともないみなさんは、日本人はスシばかり食べていると思っているようです。こちらの見解の信ぴょう性も、統計データ等ないので、どのくらいの規模のものか、わかったものではありませんが、実際に聞いた声であることは、間違いありません。お寿司は日本食の中では贅沢品で、そんなに頻繁に口にする機会はない。通常の日本食は、白米におかずの組み合わせでが基本。といった説明を聞くと、まさか?!みたいな反応が返ってきます。まあ、一般的な日本食を提供するお店なんて、そうそうないので仕方がないかもしれません。

関連サイト:日本人は寿司を毎日食べないのか? 海外の反応。(海外反応! I LOVE JAPAN )

ただ、○○料理といったときに、日本ではその国現地の味、もしくは日本にローカライズしたその国の料理を楽しませてくれる一方で、海外の(全部じゃないとは思いますが)日本料理が、けっこういい加減な形で、提供されているのは、なんだか残念です。

こうしたギャップが生まれるのは、国民性なんでしょうか?ちょっと自分なりに考えてみたこと:

「海外のみなさんにとって、スシはエンタテインメントなのでは?」

まずはスペシャルなビジュアル、箸を使う特殊な食べ方、魚介豊富でないエリアでもおかまいなしでスシやがある、スシ=魚介ではない?というあたりを根拠に、こんな仮説をもってきてみました。

回転寿司を生んだのも日本(1958年 大阪 元禄寿司)なので、一概にスシのエンタ性を四の五の言えませんが、オリジナルのスシがあって、回転寿司がああるあたりの経緯など、もうちょっときちんと理解されるだけの興味を得られる「和食」であってほしいと思います。

和食がユネスコの無形文化遺産として登録されたのは、2013年12月4日。「和食」の食文化が自然を尊重する日本人の心を表現したものであり、伝統的な社会慣習として世代を越えて受け継がれていると評価されてのことだそうです。いろいろ調べてみると、これを機に和食検定なども生まれているそうですが、上述のスシに限らず、和食が正しく守られて伝承される文化、教育の環境を、上手にはぐくんでもらいたいと思います。受け身な発言ですみません。。。

※写真はドイツ、バドホンブルグにある海王という和食レストランでいただいたお寿司です。

tea

tea-goodsドイツで暮らすようになって、連れの影響から、お茶を飲んでいます。東京にいる頃は、がぜんコーヒー党だったので、大きな変化です。

お茶と一口に言っても、紅茶・緑茶・日本茶・中国茶など、さまざまで、色も味も異なります。個人的な好みからいうと、ジャスミン茶が好きで、よく飲みます。

過去、日本の文化をたしなむならば、簡単な茶道のイロハくらい学びたい、と、月に一度半年間の計6回、東京ミッドタウンのThe Cover Nipponの茶道ワークショップに通ったことがありました。去年の秋のことだったかと。テーブル着席での、比較的気軽なスタイルでの作法で、超初心者の私には、とても親しみやすいものでした。マスターするには、ハードルが高いことを痛感したものの、美味しいお茶を入れる技術があること、そして、作法に従っていただく「お茶」へのリスペクトと楽しみ方も学びました。気持ちと時間の余裕を持つことの重要性もしかり。

そこから派生して、手に取った本が『一億人の茶道教養講座 (淡交新書) 岡本浩一 』。茶道に興味を持った人、まさに私のような初心者でも、理解しやすく幅広い茶道関連の知識をまとめていて、その頃のマイブームを深めてくれました。

お茶とお花が、花嫁修行の一環のように言われるように、やはり、茶道と聞くと、やまとなでしこの画がうかびがちですが、歴史を紐解くと、鎌倉時代に、栄西が中国から茶の苗木を持ち帰ったところから始まり、茶の湯の作法が確立され、武士など支配階級が愛好していた様子がうかがえます。お茶を楽しむことが、特に殿方の手によって、文化として発展していった事実そのものが興味深いです。

ワークショップを通じて初級者程度になったものの、茶道の作法については、いまだ礼儀作法の観点で敷居の高いものを感じます。簡単なお茶道具一式持ってきたのに、眠りっぱなしです。そんな一方で、街のお茶屋さん(無論、紅茶等の茶葉を売る店です)では、どこでも茶筅や抹茶茶碗など茶道具を置いています。ドイツでも消えない需要があるんでしょうか、わかりません。

思い出したかのように、あらためてお茶のまねごとから始める、いい機会かもしれません。ん、抹茶の再手配からかも・・・

後日編集)

日本では、お茶について、日本茶、紅茶、中国茶とが、別々に専門店として存在することを思い出しました。一方、ドイツでは、すべてのお茶を専門店で一括に扱っています。よって、日本の茶道具もついでで扱っているのかもしれません。とはいえ、たいへん特殊な飲み方である抹茶を楽しむ茶道具を、ついでとしてながらも、そろえてしまうほどに、抹茶文化がジワジワと浸透しているようで、面白いです。