Hermitage Museum 2016-JAN

PhotoGrid_1452018819294エルミタージュ美術館に、昨夏からマティスも入っているとの情報をみつけたので、行ってきました。もちろん、別館(The General Staff Building)です。

昨年訪れた際と同様、4階の ‘Sergey Shchukin and the Morozov brothers Memorial Gallery’ の一角です。しっかり拡張してくれていました。マティスだけで3部屋分空間を割いていてくれて、感激ひとしおでした。その他、ピカソ、ピエール・ボナール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、シニャック、ピサロ、シスレー、ルノアール、モネ等、印象派の大御所の作品がぜいたくに楽しめて、それはそれは、ゴキゲンのひと時でした。

まだ、館内地図がなくて、階段近辺の表示板を頼りに歩き回る点に変わりはありませんでしたが、展示品としては完成に近いように感じました。

別館には、王室御用達の宝石商(工房)のカール・ファベルジェの部屋があり、ファベルジェ美術館のボリュームとはいかないながら、目がキラキラしてしまうような細工を凝らした宝飾品が並んでいて、ステキでした。こちらのいくつかは、プーチン大統領からの寄贈品なのだそうです。

PhotoGrid_1452019212230王室300年贈答品コレクション ‘Gifts from East and West to the Imperial Court over 300 Years’ も、まだ展示中で、あらためて日本からの贈り物をまじまじと眺めてきました。

壁にかけられた大きなカーペット、犬追物のその画は原在泉、織り手は川島織物 1889年の作品だそうです。画をふちどるようにロシアの鷲紋と日本の菊花紋が織り込まれていて、あらためて楽しく拝見しました。

織物の隣のツボ、太刀、刀も、どれも逸品らしく(詳しくないのでよくわかりませんが、キレイ!)、過日の贈り物選定係の方が、どういった経緯でこちらを選ぶに至ったのやら、再び思いを巡らせてしまいました。そして300年を経た今、どちらの国も、めざましい変化を遂げていることを思うと、別途感慨深いものがあります。

PhotoGrid_1452010540263さて、せっかくなので、別館堪能後、本館にも足を運びました。年が明けて、冷え込みが激しく外は零下20度近いのですが、観光客の足が減ることはなく混んでいました。今やネットでチケットを手配した方々の列も大行列のようで、午後になると、どこもかしこも行列で驚きです。

本館はツアー客が多く、目玉の絵のダヴィンチやラファエロの絵の前には、がさっと人垣ができているので、ひやかしで写真を撮るのもひと苦労でした。とはいえ、やはりエルミタージュ美術館、ものすごく広いので、いったん中に入ってしまえば、それほど混雑が気にならないのが素晴らしいです。

今回も、時間をたっぷりとって終日堪能してしまいました。もうちょっと削って、別棟にある宮廷工房(Imperial Porcelain Factory)を訪ねるべきだったと後悔。こちらに行くにはメトロを使っていかねばならない距離なので、間に合わず。時間繰り失敗しました。ぜひまたの機会を作りたいと思います!

The Helmitage Museum – The General Staff Building

PhotoGrid_1434142912762エルミタージュ美術館の印象派コレクションが移されたという別館(The General Staff Building 旧参謀本部ビル東棟)を訪れてきました。

エルミタージュ美術館とはまったく別棟で、スクエアの向かい側、冬の宮殿を背にすると左手方向に入り口があります。展示は2~4階、開いたばかりのせいか、配布用館内マップもなく、若干手探りでした。

PhotoGrid_1434143432852訪れた日、6月12日はロシアの日で祝日だそうで、イヤに混んでました。といっても、切符を買うのに30分待ち、入場するのに30分待ち程度でしたが、まだ寒いのに、小雨まで降ってたので、ちょっとイラッとしちゃいました。別館の認知度がまだまだ低いようなので、特に別館ネライの方は、別館で切符を購入されることをお勧めします。

入館料は、別館のみだと、300 RUB、本館も含めると600 RUB(6/12付為替レートで1 340.706 円)です(2015-06-12時点)。

印象派コレクションは4階です。モネ、ルノアール、セザンヌ、ピサロ、ゴーギャン、ゴッホ、ボナール等が、部屋別に飾られ、ゴキゲンでした。若干窓からの光が入りすぎている感が心配でしたが。実はマティスを期待していたのですが、今は展示されてないとのこと。印象派コレクションも時折入れ替えが発生する?ようです。マティスのある時に来たいな~

期間展示ながら、見ごたえありだったのが、ロシア皇帝へ送られた海外からの贈り物の数々。日本から1889年ものの「犬追物川島織物のカーペット?(壁一面の大きい織物)や馬具が贈られていたのを発見して、当時の日本とロシアの関係やいかに?!と、なにやら興奮しました。ほかの国々からの贈り物も、似たような時期のものばかり。各国の大使が何を贈るか、そこへどんな技巧を凝らすか、と、方々思いをめぐらしたのだろうと思われる品々で、その土地の技術・特徴なども観察できて、たいへん興味深い時間でした。

なにげに本館ものぞいてしまったので、エルミタージュ美術館へ終日費やしてしまいましたが、非常に豊かな時間の使い方をさせていただいたと、つくづく感謝です。ごちそうさまでした。

おまけ 本日の別館展示内容:

Permanent Exhibitions:

2階 The Age of Art Nouveau, The Russian Ministry of Finance

3階 The Guard Museum: the 18th Century, Under the Sign of the Eagle: the Art of Empire, The Russian Foreign Ministry, French Painting and Sculpture of the 19th Century, Western European Art of 19th Century (Germany, Holland, Belgium), Painting of the 20th Century (V. Kandinsky, K. Malevich)

4階 Sergey Shchukin and the Morozov Brothers Memorial Gallery ← これが印象派コレクションです

Temporary Exhibitions:

2階 Unfading Colours – A Roman Mosaic from Lod, Israel, Gift from East and West to the Imperial Court over 300 years, Gifts from America 1948 – 2013 Modern and contemporary applied arts from the Hermitage Museum Foundation

4階 Auguste Renoir, Bal au Moulin de la Galette. Musee d’Orsay, Paris. From the “Masterpieces from the World’s Museums in the Hermitage” Series

origami

origami-crane身近な暇つぶしで折り鶴を折ることがあります。旅先で、その辺の紙ナプキンなどで作ってプレゼントするだけでも、意外と喜ばれます。

折り紙の歴史をWikipediaで紐解くと、

19世紀にはヨーロッパにも独立した折り紙の伝統があり、日本の開国と共に両者が融合した。現在では日本語の「折り紙」という言葉が世界に浸透しており、欧米をはじめ多くの国で「origami」という言葉が通用する。現代の折り紙は日本やヨーロッパを起源とするものである。

とありまして、折鶴・カエル・やっこさんは日本由来、だまし船・紙飛行機・風船はヨーロッパ由来、ということまで知りました。

日本の開国以来、世界に広まり、インターネットの普及も手伝い、連鶴のみならず、複雑な折り紙が編み出されているようです。

最近では宇宙開発への応用も検討されているニュースがありました:

Gigazine 2014-08-23)「Origami」が宇宙へ、折り紙の技法を宇宙パネルに応用する研究が進行中

関連)こちら方(宇宙開発と折り紙 目から鱗)は、この宇宙開発で注目されている「ミウラ折り」体験を紹介しています。

2Dとか3Dとか、ビミョーな表現で語られるものごとの多い昨今ですが、折り紙が宇宙へ、とのニュースは、たいへん興味深く印象に残りました。まだ開発進行中のステージのようですが、華々しい実績報告を聞けることを期待しています。