Yebisu beer museum, Tokyo

PhotoGrid_1457248249757エビスビール記念館を訪れました。エビスビール発祥の地、現在の恵比寿ガーデンプレイスの一角にあります。

ガイドツアー(40分)に参加すると、エビスビールの歴史紹介+テイスティング2杯を500円で楽しめます。完全予約制ですが、館内窓口で予約できます。

エビスビールは今年で生誕126年を迎えたそうです。なかなかのご長寿ブランドです。ガイドツアーでは、エビスビールのブランド名が恵比寿駅をつくり、地名として浸透した話、エビスビールを広めるべくして銀座にビアホール第1号が生まれた話、ビールの王冠のスカートひだの数の話、映画「第三の男」のテーマソングがすでにエビスビールの音楽として少なくともエビス界隈では市民権を得つつある話などをうかがいました。ちょっとした時間ですが、興味深いトピック満載でした。

続いてテイスティングタイム、ビアサーバから丁寧に注がれたエビスビールを供されました。美味しいビールの泡の下にあるフロスティミストという極細かな泡状の層ができるのだとか。上手に注がれたビール、笑顔のこぼれる美味しさでした。

そして、この3月15日、エビスビールがクオリティアップ&デザイン一新するそうです。ひと足お先に新エビスビール、いただいてきました☆ 恵比寿さまを掲げたエビスビール、名前からしておめでたいのでちょっとずるいくらいですが、美味しく飲んだ時に沸きあがる笑顔はホンモノです。ツアーの最後に缶ビールを美味しく楽しむ3度注ぎという注ぎ方を伝授してくれます。

  1. 適度に冷えた缶ビールときれいに洗ったグラスを用意。
  2. 高いところから一気に注いで、30秒待つ。粗い泡が落ち着いて細かい泡だけにする。
  3. グラスの肩から丁寧にゆっくり、グラスの9割まで注ぎ、泡が収まるのを待つ。
  4. 仕上げの注ぎ、再び丁寧に、泡が立ち上がっても驚く必要ナシ→ 準備完了。

ガイドツアー参加の是非にかかわらず、別途テイスティングコーナーとミュージアムショップを単独で楽しむこともできます。今はジョエル・ロブションと共同開発した 「エビス with ジョエル・ロブション」がイチオシのようです。

Hermitage Museum 2016-JAN

PhotoGrid_1452018819294エルミタージュ美術館に、昨夏からマティスも入っているとの情報をみつけたので、行ってきました。もちろん、別館(The General Staff Building)です。

昨年訪れた際と同様、4階の ‘Sergey Shchukin and the Morozov brothers Memorial Gallery’ の一角です。しっかり拡張してくれていました。マティスだけで3部屋分空間を割いていてくれて、感激ひとしおでした。その他、ピカソ、ピエール・ボナール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、シニャック、ピサロ、シスレー、ルノアール、モネ等、印象派の大御所の作品がぜいたくに楽しめて、それはそれは、ゴキゲンのひと時でした。

まだ、館内地図がなくて、階段近辺の表示板を頼りに歩き回る点に変わりはありませんでしたが、展示品としては完成に近いように感じました。

別館には、王室御用達の宝石商(工房)のカール・ファベルジェの部屋があり、ファベルジェ美術館のボリュームとはいかないながら、目がキラキラしてしまうような細工を凝らした宝飾品が並んでいて、ステキでした。こちらのいくつかは、プーチン大統領からの寄贈品なのだそうです。

PhotoGrid_1452019212230王室300年贈答品コレクション ‘Gifts from East and West to the Imperial Court over 300 Years’ も、まだ展示中で、あらためて日本からの贈り物をまじまじと眺めてきました。

壁にかけられた大きなカーペット、犬追物のその画は原在泉、織り手は川島織物 1889年の作品だそうです。画をふちどるようにロシアの鷲紋と日本の菊花紋が織り込まれていて、あらためて楽しく拝見しました。

織物の隣のツボ、太刀、刀も、どれも逸品らしく(詳しくないのでよくわかりませんが、キレイ!)、過日の贈り物選定係の方が、どういった経緯でこちらを選ぶに至ったのやら、再び思いを巡らせてしまいました。そして300年を経た今、どちらの国も、めざましい変化を遂げていることを思うと、別途感慨深いものがあります。

PhotoGrid_1452010540263さて、せっかくなので、別館堪能後、本館にも足を運びました。年が明けて、冷え込みが激しく外は零下20度近いのですが、観光客の足が減ることはなく混んでいました。今やネットでチケットを手配した方々の列も大行列のようで、午後になると、どこもかしこも行列で驚きです。

本館はツアー客が多く、目玉の絵のダヴィンチやラファエロの絵の前には、がさっと人垣ができているので、ひやかしで写真を撮るのもひと苦労でした。とはいえ、やはりエルミタージュ美術館、ものすごく広いので、いったん中に入ってしまえば、それほど混雑が気にならないのが素晴らしいです。

今回も、時間をたっぷりとって終日堪能してしまいました。もうちょっと削って、別棟にある宮廷工房(Imperial Porcelain Factory)を訪ねるべきだったと後悔。こちらに行くにはメトロを使っていかねばならない距離なので、間に合わず。時間繰り失敗しました。ぜひまたの機会を作りたいと思います!

origami

origami-crane身近な暇つぶしで折り鶴を折ることがあります。旅先で、その辺の紙ナプキンなどで作ってプレゼントするだけでも、意外と喜ばれます。

折り紙の歴史をWikipediaで紐解くと、

19世紀にはヨーロッパにも独立した折り紙の伝統があり、日本の開国と共に両者が融合した。現在では日本語の「折り紙」という言葉が世界に浸透しており、欧米をはじめ多くの国で「origami」という言葉が通用する。現代の折り紙は日本やヨーロッパを起源とするものである。

とありまして、折鶴・カエル・やっこさんは日本由来、だまし船・紙飛行機・風船はヨーロッパ由来、ということまで知りました。

日本の開国以来、世界に広まり、インターネットの普及も手伝い、連鶴のみならず、複雑な折り紙が編み出されているようです。

最近では宇宙開発への応用も検討されているニュースがありました:

Gigazine 2014-08-23)「Origami」が宇宙へ、折り紙の技法を宇宙パネルに応用する研究が進行中

関連)こちら方(宇宙開発と折り紙 目から鱗)は、この宇宙開発で注目されている「ミウラ折り」体験を紹介しています。

2Dとか3Dとか、ビミョーな表現で語られるものごとの多い昨今ですが、折り紙が宇宙へ、とのニュースは、たいへん興味深く印象に残りました。まだ開発進行中のステージのようですが、華々しい実績報告を聞けることを期待しています。

tea

tea-goodsドイツで暮らすようになって、連れの影響から、お茶を飲んでいます。東京にいる頃は、がぜんコーヒー党だったので、大きな変化です。

お茶と一口に言っても、紅茶・緑茶・日本茶・中国茶など、さまざまで、色も味も異なります。個人的な好みからいうと、ジャスミン茶が好きで、よく飲みます。

過去、日本の文化をたしなむならば、簡単な茶道のイロハくらい学びたい、と、月に一度半年間の計6回、東京ミッドタウンのThe Cover Nipponの茶道ワークショップに通ったことがありました。去年の秋のことだったかと。テーブル着席での、比較的気軽なスタイルでの作法で、超初心者の私には、とても親しみやすいものでした。マスターするには、ハードルが高いことを痛感したものの、美味しいお茶を入れる技術があること、そして、作法に従っていただく「お茶」へのリスペクトと楽しみ方も学びました。気持ちと時間の余裕を持つことの重要性もしかり。

そこから派生して、手に取った本が『一億人の茶道教養講座 (淡交新書) 岡本浩一 』。茶道に興味を持った人、まさに私のような初心者でも、理解しやすく幅広い茶道関連の知識をまとめていて、その頃のマイブームを深めてくれました。

お茶とお花が、花嫁修行の一環のように言われるように、やはり、茶道と聞くと、やまとなでしこの画がうかびがちですが、歴史を紐解くと、鎌倉時代に、栄西が中国から茶の苗木を持ち帰ったところから始まり、茶の湯の作法が確立され、武士など支配階級が愛好していた様子がうかがえます。お茶を楽しむことが、特に殿方の手によって、文化として発展していった事実そのものが興味深いです。

ワークショップを通じて初級者程度になったものの、茶道の作法については、いまだ礼儀作法の観点で敷居の高いものを感じます。簡単なお茶道具一式持ってきたのに、眠りっぱなしです。そんな一方で、街のお茶屋さん(無論、紅茶等の茶葉を売る店です)では、どこでも茶筅や抹茶茶碗など茶道具を置いています。ドイツでも消えない需要があるんでしょうか、わかりません。

思い出したかのように、あらためてお茶のまねごとから始める、いい機会かもしれません。ん、抹茶の再手配からかも・・・

後日編集)

日本では、お茶について、日本茶、紅茶、中国茶とが、別々に専門店として存在することを思い出しました。一方、ドイツでは、すべてのお茶を専門店で一括に扱っています。よって、日本の茶道具もついでで扱っているのかもしれません。とはいえ、たいへん特殊な飲み方である抹茶を楽しむ茶道具を、ついでとしてながらも、そろえてしまうほどに、抹茶文化がジワジワと浸透しているようで、面白いです。