Varna Sights

あらためてブルガリア ヴァルナの観光名所紹介です。 黒海沿いの街であることは、すでにお知らせしましたが、街の旧市街の中心にCathedral 大聖堂があります。内部での写真・ビデオが有料なので外観だけですが(写真中央)、ドーム屋根をもったブルガリア正教会の教会です。ロシア正教会と違うな、と強く思ったのは、女性のアタマ隠し(布等をかぶるのが通常)がありませんでした。この時期だけに、ほとんど現地人だろう空間でも、女性はそのままでろうそくをあげてましたから、それが普通と理解した次第です。 旧市街には、劇場や裁判所など旧そうながらもしっかりした建物たちがそびえています。あまり広くないものの、車の通行のない石畳の空間です。さすがクリスマス直前とあって、市庁舎前にクリスマスマーケットの小屋がいくつか立ってました。グッズを売る店、ホットワインを売る店等のようです。近くをカモメがミャーミャー鳴いて飛び交ってる中のそんな光景は、何か新鮮です。 それほど観光に特化した街でもないだけに、観光スポットもさらっとしたもので、ちょっと散歩して珍しいモノ探しする立場としては、ちょうどいいような気がしています。

State Tretyakov Gallery

モスクワ観光にて、トレチャコフギャラリー Tretyakov Gallery in Lavrushinsky Lane を訪問。ロシア美術の粋を集めた美術館と聞いてましたが納得です。 入り口が存外ちんまりしていたこと、かつ、エルミタージュ美術館やクレムリンと比較すると入り口までの行列が短かったことに若干驚きましたが、なんのなんの。けっこうな鑑賞時間を費やしました。 レイアウトおよび館内ガイドマップがよくできていて、各部屋の制作時期、見どころアートなどをポイントしてくれているので、しっかりした知識なくとも見逃すことなく楽しめます。ありがたや。 トレチャコフギャラリーはパーヴェル・トレチャコフという19世紀ロシアの紡績王とその兄のコレクションから発したものだそうで、いまやコレクションは13万点とのこと。トレチャコフさんについて、いましがた学んだばかりですが、そのロシア芸術蒐集の情熱には頭が下がります。 個人的には Ivan Shishkin (1832-1898) の空気の感じられるような風景画とArkhip Kuinji (1841-1910)の光の加減と空間使いが気に入りましたが、アイコンのコレクションも多数。この度、連れが面白いことを言っていました。彼の最近のブームは「ロシアの歴史を探る」なのですが、探る中(主にネット)で見つけていた絵画のほとんどが、このトレチャコフギャラリーにおさめられていて、より興味深かったのだとか。いろんな見方で楽しむことができます。 12:00-16:00の時間限定ながら併設の美術館教会にもアクセスできます。みやびやかな教会で一見の価値ありと思うので、訪問予定の方は、時間要チェックです。 参考まで: The Russian Art Gallery ←ロシアの著名な芸術家の作品を閲覧できます

Impressionism in Berlin

先日ベルリンを訪れた際、印象派展をやっているらしいとの情報をゲットし、Alte Nationalgalerieへいってみました。博物館の集まっている博物館島(ムゼウムスインゼル)の中にあります。この島自体がユネスコ文化遺産に登録されているそうです。 さて、印象派展と期待して訪れたものの、”Impressionism – Expressionism. Art at a Turning Point” (開催期間:2015-05-22 – 2015-09-20) と題した、フランス印象派とドイツ表現主義の類似性・差分に注目した企画展示。Max Lievermann, Lovis Corinth, Claude Monet, Edgar Degas, Pierre-Auguste Renoir, Emil Nolde, Ernst Ludwig Kirchner等、170以上のフランス・ドイツの芸術家の傑作が並んでいました。失礼ながらドイツ表現主義なるものを知らなかったので、その特徴とともに、ほほぉ、なるほど、と楽しく鑑賞することができました。時代背景の似通った点から、場所こそ違えど、類似性を発するものだな、と。印象派展として期待したものは、バッサリと裏切られた形になりましたが、面白い視点を学ぶことができました。 博物館島、ひとつに絞るなら、ここじゃないでしょ、と突っ込まれそうですが、満足の経験ができたと思っています。残りの博物館はまた今度のお楽しみです! 参考: 博物館島関連→ベルリンの世界遺産!5つの博物館が集まる博物館島(All About) 近代絵画史→10分でわかる近代絵画史! 19世紀の印象派から20世紀の抽象画までの絵画を画像付きで解説(ノラの絵画の時間)  

Berlin Bears

ベルリンを訪問する機会があり。生来のキャラ好きが手伝って、街中に立つクマの像を見つけられる限り片っ端から撮ってみました。その数30余り。いくつか大使館前にもあって、各国のアジを出したペイントを背負っています。それでも、土産物屋のショーウィンドーにならぶメジャーらしいクマと合致するものが少なく、悔しい思いを残しました。。。 さて、ベルリンとクマの関係やいかに。 ベルリン市の紋章は熊がモチーフ。なぜ熊なのかは諸説あってはっきりしないんですが、ベルリンという名前と熊を表すドイツ語のBär(ベーア)をかけたのでは、という説もあるようです。(中略)紋章にちなんで、街のあちこちには熊のモニュメントがあるのです「ベルリンの真ん中に棲んでるクマ(おさんぽベルリンより)」 紋章にちなんでるだけにしては、大量のクマを町中に吐き出していて、そんな天晴れな心意気も含めて、この街が気に入りました! そして、このクマ、 The United Buddy Bears と銘打って140ものボリュームで世界主要都市を旅しているとか。国際的な融和・平和を願って、ドイツの首都ベルリンから始まったアートイベントで、140の国連加盟国をあらわしたバディ ベアーで構成されてるとのこと。 こちら、パリ開催時の記事です:140匹のクマが、エッフェル塔のふもとに大集合!(パリ情報より) お土産にひとつクマがほしい・・・とも思ったものの、いろいろありすぎて選ぶこともできず、数々のベア写真を撮った楽しい思い出で十分!と、自分をなぐさめて、ベルリンを後にしたのでした。 このクマのポーズ、ベルリン万歳ってしてるみたいで、好きです。

Wooden Church

近所に木造のきれいな教会があると聞いて、連れて行ってもらいました。Невский лесопаркというところで、ちょっとした川辺の林のような空間の中にポツンとこの木造の建物ブロックがあります。 木造教会というと世界遺産登録されてるキジ島が有名ですが、ちょっと調べたところ、夜行列車や飛行機で意外とアクセスたいへんらしいことが判明。ここのは、どこかのレプリカらしいのですが、木造教会を堪能するという目的は十分達成できたので、意外と満足でした。 木造のお蔭で、教会内が木の温もりというのか、なにやらマイルドな雰囲気で、なおかつ何故か絵描き(写生?)に励む学生さんのような方々がいたりもして、物珍しさに惹かれました。 教会のワキには、塔(トンガリドーム?)の一角の製作工程と思われるものが置いてあり、鉄クギを使わずに仕上げてるっぷりを眺めることもできて、なかなか興味深い展示でした。 ロシア語がわかるようになれば、もっと積極的に楽しめるんだろうと思われます。勉強します! 参考:ロシア語Wiki Покровская церковь (Невский лесопарк)

Faberge Museum in St. Petersburg

5月終わりの日曜日、ファベルジェ美術館(FABERGÉ MUSEUM)を訪れました。 ロマノフ朝のロシア皇帝アレクサンドル3世、ニコライ2世のために作られた大きなインペリアル・イースターエッグをつくった金細工師のピーター・カール・ファベルジェの作品をおさめた私設美術館です。 皇帝が妻のためにイースターに贈ったタマゴの飾りが発祥だったそう。最初は白身の中に金の黄身、さらに中に鶏と・・・と、まさにタマゴのマトリョーシカ的仕掛けだったそう。これがウケて、以来毎年恒例になったとか。今年はどんな趣向が?!と、楽しみだったろうな~と、見どころ満載の素敵なものばかりでした。美術館の所蔵品はタマゴに限らず、食器や日用品、絵画などもあります。一見の価値ありのものがたくさんです。 こちらの美術館、基本はガイドツアー形式、300ルーブリ。英語とロシア語の2言語対応。館内は靴にカバーをつけてまわります。写真撮影NGなので、あいにくコレクションの写真はありません。。夏休みが本格化する前の日曜日だからか、たいした待ち時間もなく入れてラッキーでした! 参考:ファベルジェ博物館がオープン(ロシアNow) 美術館を出た後は天気もいいので市内散策。日曜ならでは、運河沿いに露天の土産物やさんがならんでいて、久しぶりにチェブラーシカの置物をみつけました。日曜日に市内中心部を歩くと、英語を話す観光客がたくさんいて、心なしかほっとします。

Heidelberg, Germany

土曜日、お友だちの誘いがあり、ハイデルベルグ散策にいってきました。 ハイデルベルグはドイツの南西部、ネッカー川(Neckar)沿いに旧市街(アルトシュタット)が広がり、丘の上に城をたたええるかわいらしい街です。家から車で45分程度でした。 歩行者天国で土産物屋やカフェ・レストランでにぎわうハウプト通り(Hauptstr.)を通り、聖霊教会(Heiliggeistkirche)を横目に、まずはハイデルベルグ城(Schloss Heidelberg)へ。せっかくなので、中まで入ろうとのことで、€6でShross Ticketを購入。こちら、登山鉄道1回分、宮廷、大樽、ドイツ薬事博物館(Deutsches Apotheken Museun)鑑賞料が含まれています。チケット売り場に日本語パンフの準備があったことには、ものすごく驚きました(笑)。 こちらのお城、13世紀にできたものらしいですが、その後の戦争や火事で破壊されて、今では城址として、一部再建された部分を公開しているそうです。一部塔の壊れっぷりを晒している箇所は、痛々しいですが、観光として眺める分には、興味深いです。ゴシック、ルネサンス、バロックなど様々な様式が楽しめるのが特徴だそうです。お城の地下のワインの大樽の大きさには驚きました。1750年につくられたもので、直径6.5m、深さ9m、228,000L入るんですって。ワインが水替わりだったにしても、かつての隆盛ぶりをうかがい知れるサイズ感でした。そして薬事博物館、薬局、調剤、薬剤って昔からこんな風だったのか、と、興味深い思いを覚える展示ばかりでした。展示説明はドイツ語&英語ですが、展示品だけ目を通すだけでも面白かったです。 ハイデルベルグ見どころもう一つのアルテブリュッケ(Carl Theodor Old Bridge / Alte Brucke)、旧い橋の意味だそうです。ネッカー川にかかる橋で、橋から見上げるお城の眺めもなかなかです。橋のたもとにサルの像があって、顔部の空洞にアタマを入れて写真を撮ろうと観光客が行列をつくってました。 ひとつおまけに食事どころのご紹介。Brauhaus Vetter、アルテブリュッケのすぐ近くにある自家製ビールの楽しめるビアハウスです。ギネス登録されたらしい世界最強(原酒が33%、飲めるのは11.5%)のビールをいただきました。別途いただいたピルス(Helles)とは全く味わいが異なり、カラメルソースをジュースにしたような、甘味とコクのあるおもしろい飲み物でした。 ハイデルベルグ、旧市街ばかりを楽しみましたが、観光地として愛され続けるのが納得できる街でした。

Hermitage Museum, St. Petersburg

サンクトペテルブルグにある世界有数の所蔵数を誇る「エルミタージュ美術館」は今年で開館250周年をむかえたそうです。先日12月7日には、美術館前広場にて、プロジェクションマッピングも上映されました。 1764年にエカチェリーナ2世がドイツから美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションの起源。本館はかつてのロシア帝国の王宮だった冬宮殿(Winter Palace)。内装の美しさも十二分に楽しめる空間ながら、当時に描かれた多数の肖像画のほか、60万点からなる西ヨーロッパのコレクション(ダヴィンチ、ミケランジェロ、マティスなど)、コレクションの総数は300万点。常設展だけで4階120室なので、とても1日ですべてを楽しみつくせるものではありません。 クリスマス時期ならでは、美術館前広場には、大きなクリスマスツリーが飾られていました。夕方には、広場に限らずツリーも点灯、より華やかな見栄えを添えていました。 館内、各部屋に必ず館内職員が見張り番でついています。期間展示等特別区域以外はたいてい撮影OKです(撮影NGな空間では、カメラを向けるとしっかり注意されます)。ただ、250周年を機に、印象派の絵画が旧参謀本部へ移ってしまったそうなので、期待のマティスやモネ、ゴーギャンが見れなかったのが残念でした。。。 大韓航空サポート(なのかな?)の日本語パンフがあってありがたかったです(ロシア語版も日本語版も3階マップは古いままです)。 いずれにしても、空間・コレクションともに、いまサンクトペテルブルグにいるからこそ楽しめるものばかり。感謝です。 エルミタージュ美術館250周年によせて、パナソニックがLED電球を寄贈したとのプレスを見つけました。ロシアの国土が広すぎて、近いようで遠い国にいるような気分ですが、身近に聞く企業の貢献を聞いてひと喜びでした。

Summer Palace, St Petersburg

まるで冬ですが、「夏の宮殿」とも呼ばれるエカテリーナ宮殿のお庭を散歩してきました(対となる冬宮殿は、現在のエルミタージュ美術館本館です)。サンクトペテルブルグの若干郊外、プーシキン市にある、たいへん美しい宮殿で、夏の青空にとても映えそうな、青・白・金色を配した外観が印象的です。 こちら、ピョートル大帝の后、エカテリーナ1世が避暑用に作らせた(1717年)もので、外観からだけでも、その豪勢ぶりに目を見張ります。宮殿内には贅を尽くした55の部屋があり、中でも「琥珀の間」が見ものだそう。が、今回はお庭(無料です)の散策だけです。 大きな池の周辺に、小川や橋とともに散歩道が配され、ちょっとぐるっと回っただけで1.5時間の散歩になりました。一部、木々が集まった空間には、リスがいたり、小鳥用のエサ台に鳥たちが集まっていたり、小動物との遭遇も楽しめます。このときのリスは、手から直接エサ(木の実)を持っていきました。ずいぶん人に慣れているようで愛らしかったです。 池には氷が張り始めていましたが、庭木の手入れはぬかりなく、こんな寒さの中も、造園業者さん、お掃除の方々が活躍していました。あっぱれです。

Tokyo Sights

連れのロシア人の友人が東京に遊びに来ました。1週間程度ながら、東京周辺を案内しながら一緒に数々の観光名所をフル満喫しました。今回が、初めての日本訪問だそうで、事前に見聞きしていたイメージとどれだけギャップがあったりなかったりだったのか、よくわかりませんが、案内しながら、これだけ見どころ溢れる街「東京」を、あらためてすごいと思いました。 竹中平蔵さんが所長をつとめる森記念財団都市戦略研究所の2014年版「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index =GPCI)によれば、世界の主要40都市の総合力を比較した結果、東京はここ7年連続、4位だそうです。ちなみに1位は3年連続でロンドン。2位はニューヨーク、3位はパリで、ともに前年から変動なし。ランキングは「交通・アクセス」「環境」など6分野からの総合評価。中でも、都市の「感性価値(人の感性に訴える力)」を重視したランキング(GPCI+)においては、東京は総合ランキングで3位。「公共の場での安心感」、「住民の親切さ」、「国際空港の定時運航率」、「移動の快適性」等の指標で東京が高く評価されたとか。先日10/10、50年前の東京五輪開会式当時の東京をとりあげて、その比較画像がニュースで流れていましたが、2020年の東京五輪に向けて、さらなる発展をとげる東京の街の今後が楽しみです。 さて、今回の東京観光でめぐったポイント: 東京タワー、増上寺、浜離宮庭園、水上バス、浅草寺、東京スカイツリー、東京駅(八重洲口&丸の内口)、皇居、御茶ノ水 ニコライ堂、しながわ水族館、渋谷、銀座、秋葉原、アメ横、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、東急ハンズ、鎌倉(銭洗弁天、鶴岡八幡宮、由比ヶ浜)、銭湯(黒湯) など 食べたもの: お寿司(濱清 他)・うなぎ(本丸)・天ぷら・とんかつ(和幸)・豆腐懐石(梅の花)・そば(なかむら庵 他)・たこ焼き(築地銀だこ)・焼き鳥・刺身・馬刺し 他 東京周辺観光、まだまだ足をのばせなかったポイント多数、手を出せなかった和食以外のジャンルも多数ですが、十二分にエンジョイしました!なお、特に食方面、自分のお楽しみにもなった感ありありです(笑)、東京バンザイ&感謝。