フランクフルトのダイアログミュージアム Dialog Museum を訪問。暗闇で視覚以外をフルに活用して日常生活を体験する体験型のミュージアム。 新しい欧州中央銀行のすぐ近く、センターからは少し離れてます。
初めてなので、60分コースを選択。フルバージョンは90分だそうです。電話やメールFAX等での事前予約が必要です。なお、ドイツ語か英語を選べます。
感想、いろんな意味で面白かったです。
視覚を完全に封じた時に自分がどれだけビビるか、いかに視覚 に頼った生活をしているかを実感できます。そして、表情もジェスチャーも見えない、伝達手段は声のみ、コトバで伝えるって大事だなと。また暗ヤミ世界は60分では到底慣れるもんじゃありませんでした。
今回は7人チーム。ガイドさんが、たいへん上手に案内してくれたので、当初ビビリまくってた私も、きちんと4部屋を満喫できました。穏やかなしゃべり口調と軽いボディタッチは、ヒトを安心させます。
ガイドさんは、この道10年のベテランだそう。こちらで働く方々は皆さん視覚障害の方々だそうです。コース最後のカフェでジュースをいただきましたが、カウンター向こうのバーテンさんが、暗闇でもスムーズにオーダーをとり、注文の品を提供し、お金 を受け取るのでびっくり。お札はサイズの違い、コインは縁が違うから簡単なんだとか。日本のお金、紙幣はサイズ一緒では?と懸念。ミュージアムを 後にして、段差や信号、何気ない日常をあらためて見直しました。
Dialog in the dark は、すでに全世界ネットで展開され、39カ国で開催されているそうです。東京は外苑前で開催中でした、知りませんでした。価格も違いすぎますが、きっと日本ならではのサービスが効いているんでしょう。。ジャパン代表の志村さんのインタビューを拝読すると、深いです。
単なる疑似体験ではありますが、60分間みっちり視覚以外の感覚に集中したのははじめてかも、よい気づきと学びの時間でした。行って良かったです。時間の許す方々にはオススメです!