ヴァルナから車で30分ほどのデブニャ市 Девня にあるモザイク博物館 Музей на мозайките を訪れました。なにげにデブニャ市庁舎の目の前にあります。 古代ローマ時代、紀元前3-4世紀の邸宅跡らしい遺跡を守るように博物館が建っています。よって、展示内容物としては、それほど大量ではないものの、発掘された姿が状態良く残されている点、それをかなり間近に見ることができる点で、優良な博物館と思われます。 ここでもまた館内カメラに×がついていましたが、パシャパシャしてしまいました。すみません。 ポスターにも使っているメデューサのモザイクは、それほど発色はよくないものの、かなりきれいに見ることができました。写真用に濡らして撮影したそうで、なるほど発色がいいわけです。メデューサの他にもゼウス、ガニメデといったギリシャ・ローマ神話に登場するキャラクタが描かれています。神話や歴史に詳しくないと、名前聞いたことあるかも~くらいでスルーしがち。知識は多い方がなにごとも倍以上に楽しめるだろうと思います。 こちらの博物館、メインのモザイク画については、上から全体像、ヨコからその広さを眺められるように2階層構造につくってあったのが、とても秀逸に感じました。Wikipediaに展示詳細が書かれています(英語です)。 そして、ヴァルナへの帰り道、Stone Forest (Pobiti Kamani Побити камъни) に立ち寄って写真だけ撮ってきました。13キロ平米の砂原に岩や石の柱が建っている、ちょっと不思議な空間です。遠い昔には海底にあった空間だそう。 一般道に隣接しているので、車でのアクセスは悪くないものの、入口の看板があまり目立たないので、スピードを出して走っていると、見過ごしガチなポイントです。たいへん感じの良いワンコが出迎えてくれましたが、写真のみの目的だったので、ちょっと申し訳ない気分になりました。。 こちら、公道に垂直方向に、かなり深く広がっているようす。多様な形状をヒトや動物などに見立てて写真を撮って過ごすのも楽しそう。気候のいい頃に一日散策へ訪れるのも悪くなさそうです。ただ、夏は日よけスポットが皆無なので、要注意です☆
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Ethnographic Muserum, Varna
ヴァルナの民芸博物館を訪問。旧市街の中、車道からちょっと外れた場所にあります。建物自体は1860年ごろのものを使っているそうで、入口のランプに「185?」とデザインアレンジが施されているあたり、気に入りました。 館内カメラ撮影禁止サインが掲示されてましたが、ごめんなさい。珍しさにまかせていくつかパチパチしてしまいました。 あまり大きくない空間ながら、農耕器具・漁業用器具・織物器具、民族衣装(結婚式もあり)・装飾品などが見やすく展示されていて、19世紀後半~20世紀初頭のヴァルナの人々の暮らしを垣間見ることができます。保存状態も良好。有料 4 BGN、 30分ほどでひとまわりする感じ。なかなか興味深い時間を過ごしました。入口で英語のガイド(ぺら1枚)を渡されましたが、説明は十分ではなく、ほとんどの展示物にはブルガリア語の表記ばかり。モノを見るだけでもそこそこ興味は満たされますが、もう少し解説をリッチにしてくれるとありがたかったです。
The Sea Terrace, Varna, Bulgaria
ヴァルナのビーチ沿い、センターからのアクセスが抜群な展望付レストラン「The Sea Terrace」のご紹介。 建物自体は古くからあるようで、改装して今はレストランとして営業しているようす。入口はホール状になっていて、1920年、90年以上昔のヴァルナの姿をおさめた写真が飾られています。もちろん夏の写真ですが、ハンパない人の賑わいだった日々がうかがえます。レストランはホールの階段をのぼった2階です。 屋内部は水色を基調にした内装で、さわやかな雰囲気、水色のグランドピアノも置いてます。そのまま展望デッキ部につながっているので、潮風を楽しみながら食事・お茶を楽しむこともできます。この日はお茶メインでの訪問なので、お茶とデザートのみ。ぽかぽかの陽気を浴びつつ、甘いひと時を楽しみました。 他の席では、時期外れながらムール貝を楽しんでいる方々も見えました。黒海名物ムール貝は夏が旬なのだとか。季節外れでも、ポットに盛られた貝の山は、魅力に映ります。少し北に行ったDobrudzhaには、ムール貝を養殖しているところもあるようで…。まだまだヴァルナのお楽しみがたくさん待っているようです。 Facebook: The Sea Terrace
Fratelli, Varna, Bulgaria
ブルガリア・ヴァルナの食事どころ紹介ふたたび。今日はイタリアン・ファミリーレストラン「Fratelli」です。 パスタやピザ各種も置いていますが、この度はイタリアンから離れたお料理を複数チョイス。ブルガリアのサラダといえばの「ショプスカサラダ」。夏に好んでいただくサラダ「スネジャンカ」も試しました。スネジャンカは白雪姫という意味だそうで、ヨーグルト由来の白さからその名がついているそうです。昨今、日本でも水切りヨーグルトが流行っているようですから、日本でも白雪姫サラダ(スネジャンカ)が流行るかもしれません。 そして、この度こちらで初めて、ブルガリアの固有種(ブドウ)Mavrud のワインをいただきました。Todoroff という、ホテル併設のワインセラーをもったワイナリーのものです。赤黒い色味で、タンニンが効いた濃い味わいながら、後味すっきりの飲みやすい赤ワインです。これまで Cabernet Sauvignon や Merlot といったおなじみの品種のワインばかり手にしてきましたが、こういう冒険もしてみるべきだと反省。美味しい学びでした☆ 今回のネタ検索で出会った Radev Trade.com カナダ西部にブルガリアワインを卸しているブルガリア出身のご家族で営む企業だそうです。ブルガリアワインに関する情報が豊富です(英語のみ)。ブルガリアのワイナリー情報(サイト情報込)もそろっているので、ブルガリアを訪問してワイナリー巡りを計画する際には、大いに参考にできると思います。個人的にもそんな日が早く来ることを期待します!
Chinese New Year 2016
間もなく中国旧暦のお正月「春節」がやってきます。いわゆるNew Year Dayは週明け2月8日だそうです。 そんな中、ヴァルナにも、春節記念のステージがやってきました。いわゆる中国雑技団のステージです。’ВЕСЕЛА КИТАЙСКА НОВА ГОДИНА 2016 – АКРОБАТИКА, ТАНЦИ, МУЗИКА‘ というタイトルでFestival and Congress Center (FCC)にて開催。こちらに行ってきました! 1.5時間のステージ、アクロバティックな技の数々、加えて、踊りあり、演奏あり、歌あり、と、あっという間でした。大満足です。こんなに大興奮のステージなのに、会場満員御礼とはいかず、半分ほどが空席だったのが、もったいない風でした。認知度が今ひとつだったのかもわかりません、残念です。 中でも個人的に好きだったのが「変面」、仮面を一瞬で別のものに変えるパフォーマンス。いくつもの仮面をするすると取り換えるので、マジックを見ているようで、あっけにとられながら、写真を撮りまくってしまいました。写真なんぞ撮ってないで、自分の目で楽しむべきところですが、なにやら不思議とシェア根性がはたらいたのか、撮ってしまったので、こちらでシェアします。 そして、この度はじめて琵琶の音色を楽しみました。日本の琵琶の祖先でPIPAと呼ぶそうです。奏で方が複雑で、手の動きに目が釘付けでした。二胡との協奏だったり、単独でブルガリアの国歌や有名な歌を奏でたり、観客の楽しませ方もよく練られていてさすがです。 いずれにしても、感じ入ることの多いイベントでした。春節に感謝です。 Airbnbの発表によれば春節旅行客の訪問先1位は日本、特に大阪・東京が人気とのこと。爆買いに沸くのも致し方ないですが、こんな形で春節を楽しむのも悪くないかと。横浜中華街でも、春節に合わせたイベントがあるようです。 FCC前の通りの工事が終わり、一新され、イルカの像が登場しました。かわいらしいです。
Starata kisha, Varna, Bulgaria
ブルガリア・ヴァルナのレストラン’Етно ресторант Старата къща‘の紹介です。エスニックレストラン<Old House>みたいな意味です。ブルガリア料理が食べたい!とリクエストして連れてきてもらいました。 あいにくこちらは英語メニューがなく、オーダーは連れに完全お任せでしたが、ブルガリア料理といえばコレという、煮込みの入ったポットにパンをかぶせて窯で焼いたもの(料理名はわかりません)をいただきました(おもしろいことに、Wikipediaのブルガリア料理リストには載ってませんでした…)。 ポットの中身はいろんなバージョンがあるようですが、この度いただいたものは、鶏肉・マッシュルーム・ジャガイモ・ニンジン・他を煮込んだもののようで、じっくりコトコト煮込んだシチューのようで、美味しかったです。ポットのまわりのパンは、パイではなく、本当にパン。崩して混ぜてしまうこともできますが、付け合わせのパンのごとく別箇にいただいた方が◎でした。 あわせてオーダーしたのは、パプリカとトマトのサラダ。焼いて皮をむいてクタクタにした赤いパプリカをマリネにしたものと、トマト、赤玉ねぎ、オリーブ、チーズをふんだんに使ったものです。赤のバリエーションが豊かで、見た目も華やかなサラダでした。テーブルクロスに織られた彩がきれいで、ムダに写真を撮ってしまいました。。 日曜のランチタイムに訪れましたが、あまりお客さんがおらず、せっかく店内広々とした古民家風のたたずまいでステキなのに、ちょっともったいない風でしたが、これもシーズンオフならではかな、と。夏には観光客でにぎわうことでしょう。 ごちそうさまでした。英語のメニューはあるといいと思います。 Facebook: Етно ресторант Старата къща
Black Sheep, Varna, Bulgaria
ブルガリア・ヴァルナのビアハウス「Black Sheep」のご紹介です。 ヴァルナのセンターにあります。以前ご紹介した「Red Canape」「Happy」などのすぐ近くです。 カフェやバーが多くみられる中、ビアハウスと看板を掲げるお店は初めてで、興味を覚えて入ってみました。ヴァルナの地ビール(Craft beer)「Glarus」を提供しているお店でした。残念ながら、ヴァルナの地ビールであることを知らなかったばっかりに、ベルギービール Tripel Karmeliet に手を出してしまいましたが、次の機会には、ぜひ地ビールの味わいに挑戦したいものです。 サイトによれば、Glarus Dubbel/ Glarus London Porter/ Glarus Premium Pale Ale/ Glarus Special English Ale と4種類あるそう。カウンターの方々が手にしていたアンバーカラーの飲み物がそれっぽい感じでした。期待大です。 ビアハウスならではで、Fish and Chips を頼んでしまいました。ついてきたディップが、ひとつがタルタルソース、もうひとつの緑のがピスタチオ?みたいなナゾのペーストで驚きでした。チップスのカラリ感も物足りず。ちょっとフードのチョイスに失敗したようす。次はローカル度の高いフードを選択してみます!アイスエイジのリス(スクラット)の絵柄で宣伝していたドングリ、ちょっと興味をそそられます(連れはただのナッツだと思うと言ってましたが)。 Facebook: The Black Sheep
The martini bar, Varna, Bulgaria
ちょっと夜のお散歩に出かけた際に出会ったバー ‘the martini‘ の紹介です。 ほんとはコーヒーを飲みに出かけたものの、なかなか洒落た雰囲気を醸した空間に見えたので、おじゃましました。お店の看板に food & cocktail と書いているので、夜専門に見えますが、昼間の営業もしていて、スイーツの品ぞろえもあれば、フードメニューも豊富のようでした。グラスのイメージを凝らした内装もオシャレで、若い方々に人気の空間のようです。 いちばん興味惹かれたのは、お店の二階窓際にならぶ数々のボトルのシルエット。これを間近で楽しみたいと思って入ったので、コーヒーを見送って、カクテルを注文。カクテルメニューが豊富! 詳しくないので名前を失念しましたが、ウイスキーとなにやらリキュールの入った、ちょっと凛々しい感じのカクテルです。丸い氷を使ってることに、いたく感激しました☆ ヴァルナの街のカフェ・バー、ちょっと調べただけでもけっこうたくさんあるようです。
Roman Baths, Varna, Bulgaria
またまたいまさらのヴァルナ観光情報。今回は古代ローマの公衆浴場跡地。ここヴァルナにもあります。 旧市街の一角にまわりをアパートに囲まれるようにして、石造りの遺跡がけっこうな敷地面積をもって残されています。歴史は紀元前2世紀までさかのぼるもので、広さ7000平米、バルカン半島では最大の浴場遺跡だそうです。 2016年1月下旬時点では、正規の入口が工事中で、仮設入口から入るようになっていました。他に観光客の姿が見当たらず、ちょっとビビってしまい、入場を見送ったので、中の紹介はできません。有料(4 BGN)のよう。外から見る限りでも、かなりしっかりしたつくりで、2~3階建てで、様々な部屋のレイアウトが比較的きれいに残っている風でした。 Wikipediaの「古代ローマの公衆浴場」で紹介しているテルマエのつくりがそのままあるようですから、黒海に面した港町として栄えた過去があったのだろうと思われ、また折を見て、勇気を出して中を散策してみようと思ったのでした。 ちなみに、浴場遺跡跡のすぐ脇に St. Athanasius Church があります。遺跡の一部のようですが、1838年に建てられたものとのこと。大塩平八郎の乱がおきたのが1837年ですから、日本はそんなころのことです。十分旧いものの、遺跡に比べると桁違い。ヒトの感覚とは面白いもので、すぐ隣の遺跡と並ぶとずっと新しいもののように感じてしまいがち。この頃の寒さで、庭の水たまりが完全に凍り付いていました。
Bulgarian Wine
ブルガリアもワインが名産です。日常的に地元の美味しいワインがスーパーでお安く手に入るので、銘柄を覚えるのはニガテながら、日々楽しんでいます。 こちらヴァルナの観光情報センターにブルガリアワイン地図ののったチラシがあったので、もらってきました。オリジナルはSlavena Publishing Houseが出しているようで、部分的に切り出したもののようです。 一口にブルガリアワインといっても、ブルガリアの中は5つの地域にカテゴライズされるようです。 Northern region ‘The Danube Plain’ Eastern Region ‘The Black Sea Region’ Sub-Balkan Region ‘The Rose Valley Region’ Southern Region ‘The Tracian Lowland region’ South Western Region ‘The valley of the Struma River’ この地図を見て、あらためて認識したのは、首都ソフィア周辺はこのワイン地域に含まれないという事実。ソフィア周辺は工業区域にカテゴライズされるんでしょうか、正確なところは不明ながら興味深いことです。 それぞれの地域に、赤白それぞれのぶどう銘柄と、ワイナリーの名称が樽でプロットされているので、季節のいい頃にはワイナリー巡りというお楽しみが数々展開しているだろうことが楽々推察できます。 ワイン地図のウラには、案の定、ヴァルナにあるワイン屋&食事処とワイナリーツアーの宣伝が載っていました。 まずは近いところで、ワイン屋&食事処をのぞいてみようと思います!