このごろ、浜離宮の花しょうぶがきれいに咲いています。すでに少し盛りを過ぎた感じもありますが、腰~膝丈の背できれいに生えそろい、色とりどりに大振りの花が咲き乱れているサマは、美しいです。花菖蒲は英語名アイリスと呼ぶのだとか。
ランチタイムに通いつつ、毎日のように花の増える様子を撮りためてしまったほど、魅力的な光景でした。
日の当たり方と撮り方で、写真自体の若干花の色味は変わってしまいますが、青・紫・白・ピンク・多様な色合いが楽しめて、この時期ならではの楽しみ方ができたように感じます。
そして、この時期どこでも期待を受けているアジサイも、あまり目立たないながら咲き乱れています。普通のアジサイ、 ガクアジサイ、ヤマアジサイもあります。庭園入口に、小さな野草系の寄せ植えの鉢がいくつか置いてあるのを眺めるのが、この頃の私の日課になりつつあります。ちょっと目に留めやすい小さな植物がこじんまりとした鉢におさまって花をつけている様子が、可愛らしく、ついついカメラを構えてしまう瞬間を呼びます。
ヤマアジサイには、紅い色をつける種類があるようで、なかなか珍しい楽しみを添えてくれています。
浜離宮の花木園と芝生空間では、オオバネムノキがもさもさとしたちょっと甘い香りの花をつけています。色味はないものの、花の付き方が独特で、興味深いです。花の散り方も面白く、房の単位で地面に落ちています。
日中気温の高い日が多くなってきましたが、まだまだ湿度が控え目で、ちょっと庭園散歩には十二分に楽しいこの頃です。