埼玉県小川町を訪れてきました。お目当ては紙すき体験。日ロ交流協会のイベントです。
たまたまではありますが、この週末、小川町は七夕まつりで、駅前から広がる空間はたいへんな賑わいでした。小川町特産の和紙をふんだんに使った七夕飾りが通りにみっしりと飾られていて、なかなかの見ごたえでした。夜には花火もあがったようです。
さて、本題に戻りまして、紙すき体験は、小川町駅からバスでちょっと行った先の埼玉伝統工芸会館内の和紙工房にて。
ユネスコの世界文化無形遺産に登録された細川紙と同じ材料を使って、自分の手で紙を漉き、好みのデザインでデコレーションして仕上げるというもの。デコ時間はあっという間でした。工房側で、薄い和紙をデコレーションの上にのせて仕上げをした上で、各自の自宅へ送付してくれるシステムです。楽しみです♪
細川紙をはじめとする国内の3つの手漉き和紙が、世界遺産登録されているそうですが、登録されるに至るポイントをうたったサイトをみつけました。なお、今回、細川紙と同じ原料で和紙をつくりましたが、細川紙とうたってよいのは、腕のある職人さんの手でつくられたものだけなのだそうです。技術の積み上げを評価する仕組みも大事なのだな、と、納得した瞬間でした。しかし、体験そのものでは見えてこない、材料を整えるにもかなりの労力を要するであろう伝統工芸が、この土地で大切に守られてほしいとも思いました。そんな意味では、この町の七夕まつりは、文化継承を支えているいい事例と感じます。
お昼どころ:東武東上線小川町駅すぐの しむら にてごまだれせいろをいただきました。そうめんのように白いおそばで、薬味をふんだんに混ぜたごまだれでツルツルっといただきました☆