3月3日は、ひな祭り。お内裏様とお雛様、三人官女に五人囃子。お雛様を飾って、家族みんなで母お手製のちらし寿司をいただくのが、私の実家の毎年の習慣です。
今年は2月28日に、いただきました(私は3月3日時点、ドイツにおります)。身内に不幸がありまして、一時的に帰省していました。先般、お世話になった皆さまには、あらためて感謝申し上げます(連絡できなかった皆さん、すみません)。このたびの東京滞在中も、いくつかお楽しみも堪能させていただきました。お楽しみなんて不謹慎な気もしますが、きっかけをいただいたことを感謝しつつ、時間を満喫することがお返しと考えています。本当にありがとうございました。
さて、ひな祭りの由来について、説明する面白いページを見つけました。以下かいつまんで引用します。
ひな祭りのおはなし(フレッツ光メンバースクラブ)
ひな祭りの由来が流し雛のように、ヒトガタに穢れをうつし、水に流して身を清める「禊(みそぎ)」にはじまり、現在のようなひな人形を飾る女の子の節句として体系だったのは、戦国時代の終わった徳川幕府の治世のことだそうです。また、人形づくりの技術の発展とともに、人形は流すものから飾るものに移り変わっていったのだとか。
内裏雛の並べ方、京都が特別違うとのお話は聞いていましたが、ルーツは昭和天皇にあったそうです。内裏(だいり)とは天皇の住まい(御所)のこと、内裏びなは天皇、皇后の姿をあらわしたもの。日本古来は、左上位の考え方により向かって右に男びな、左に女びな(人形側から見て、左上位で左に男びな)。しかし、昭和天皇が国際マナーにのっとり右上位に並ぶようになってから、向かって左が男びなになったのだそうです。なお、京都は古来を守っている。
春を無事に迎えられたことを喜び、“これからも皆が元気で過ごせますように”と願うひな祭りの行事食についても触れています。菱餅は、明治時代に下から緑・白・桃色の三色になったそうで、“雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている”春の情景を表現しているそう。この菱餅を砕いて作ったのが、ひなあられの始まりだとか。ハマグリのお吸い物は、はまぐりの2枚貝がぴったり合う点から、相性の良い相手と結ばれ、睦まじく過ごすことへ願いを込めている。ちらし寿司にいたっては、特にひな祭りのいわれはないそうです。ただ、エビやレンコンなどの縁起物が具になっていて、彩り華やかなことが、春の食卓にふさわしいことで愛好されているそうです。