今年のイースターは4月5日。その周辺がイースター・ホリデー、お休みになります。ドイツ語で「Frohe Ostern!」(Joyful Easter!みたいな意味だそうです)と書いたPOPをよく見かける今日この頃です。タマゴやウサギのかわいらしいオブジェがあちこちに飾られ、ウィンドウショッピングも、より楽しめます。けっこう春色を使ったものが多いことも、ウキウキ感を誘います。
ここであらためてイースターって?を確認しておきたく。
そして、なぜタマゴやウサギ?というところも合わせて。
イースターはイエス・キリストが復活したことを祝う日です。復活祭とも呼びます。
イースターの日付けは、「その年の春分の日以後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と決められているそうで、2015年の今年ならば、春分の日⇒3月21日(土)、最初の満月⇒4月4日(土)、最初の日曜日⇒4月5日(日)という風に考えるのだとか。イエス・キリストが日曜日に復活したから!という理由で日曜日が当日になるんだそうです。
とはいえ、このややこしい(としか思えない)日付の決め方が定まったのは、325年と大昔の話で、その前後でも、復活祭をいつ祝うかで「復活日論争」を繰り広げていらしたのだとか。全く知りませんでした。いまでも、論争はともあれ、東方教会・西方教会で暦法の違いから、実際に祝う日付は異なることがあるのだそうです。
なお、イースターの名前は北方神話の春の女神「Eostre」に由来するという説が有力らしい。キリスト教と関係のない異教徒ながら、春のお祝いに統合していったとの考え方。
さて、で、タマゴやウサギはどこから来たの?へ移ります。
タマゴは古来から豊穣のシンボル、生命や復活の象徴、ウサギは海外では、繁栄・多産、子孫繁栄の象徴、これが由来して使われていると理解されているようです。イースター・エッグをイースター・バニーが子どもたちのところへ運んでくるとの逸話もあるそうです。
また、イースターの遊びとして、隠されたタマゴを探す「エッグ・ハント」で子どもを楽しませるために、タマゴへの装飾が施されてきているのだそうです(けっこういい加減な理由に聞こえます)。
なお、ヨーロッパでは、サンタクロース同様、イースターのイブに、イースター・バニー(かぶりものを着ている)が、チョコレートやキャンディ、カラフルな卵、おもちゃなどをバスケットに入れて、子どもたちに届けてくれる風習もあるらしいです。
今日はこのへんで。ことごとく、縁遠かったイースターのお祭りについて、よく学習できました。
出典いろいろ: