先日ベルリンを訪れた際、印象派展をやっているらしいとの情報をゲットし、Alte Nationalgalerieへいってみました。博物館の集まっている博物館島(ムゼウムスインゼル)の中にあります。この島自体がユネスコ文化遺産に登録されているそうです。
さて、印象派展と期待して訪れたものの、”Impressionism – Expressionism. Art at a Turning Point” (開催期間:2015-05-22 – 2015-09-20) と題した、フランス印象派とドイツ表現主義の類似性・差分に注目した企画展示。Max Lievermann, Lovis Corinth, Claude Monet, Edgar Degas, Pierre-Auguste Renoir, Emil Nolde, Ernst Ludwig Kirchner等、170以上のフランス・ドイツの芸術家の傑作が並んでいました。失礼ながらドイツ表現主義なるものを知らなかったので、その特徴とともに、ほほぉ、なるほど、と楽しく鑑賞することができました。時代背景の似通った点から、場所こそ違えど、類似性を発するものだな、と。印象派展として期待したものは、バッサリと裏切られた形になりましたが、面白い視点を学ぶことができました。
博物館島、ひとつに絞るなら、ここじゃないでしょ、と突っ込まれそうですが、満足の経験ができたと思っています。残りの博物館はまた今度のお楽しみです!
参考:
博物館島関連→ベルリンの世界遺産!5つの博物館が集まる博物館島(All About)
近代絵画史→10分でわかる近代絵画史! 19世紀の印象派から20世紀の抽象画までの絵画を画像付きで解説(ノラの絵画の時間)