Fireworks

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PhotoGrid_1439642550757夏の風物詩といえば花火。幼いころから近所の花火大会に出かけて、河原で花火の上がる音と地響きを楽しんできたので、今でも花火と聞いただけでワクワクするほど打ち上げ花火が大好きです。

この夏の花火、1回目は親戚宅の屋上で花火大会を楽しみました。大田区が毎年終戦記念日8月15日に開催しているもので、大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」という名前のイベントです。今年はお天気にも恵まれ、土曜日だったこともあり、例年以上に人がたくさん集まったのではなかろうかと。大田区ホームページによれば、12万5千人の入りだとか。会場の人混みに紛れずに楽しんだ我々はカウントされていないはずですが、若干離れた場所からでも空高くあがった花火たちを、十二分に満喫しました。

PhotoGrid_1440247424850続いて2回目は、8月22日、世田谷区たまがわ花火大会川崎市制記念多摩川花火大会でした。多摩川ぞい、遠くの方でやっていた調布の花火も見えて、3カ所の花火を同時に眺めるというたいへんなゼイタクを堪能したのでした。大興奮の1時間、とてもよい夏の思い出ができました!

さて、日本の花火は世界一と聞いた記憶から、花火の起源も日本かと思っていたら、それは大きな勘違い。花火の起源の火薬を発明したのは紀元前3世紀の中国だそうです。日本で初めて花火を見たのは徳川家康でイギリス人が献上した中国製花火をご覧になったのだとか。ただ、江戸時代、戦がなくなり、花火を専門に扱う火薬屋が登場。こちらでおもちゃ花火を売り出すと、庶民層に一気に花火が普及。あわせて打上花火の研究も進み、鍵屋や玉屋のような花火師の手によって花火大会が営まれるようになっていったそうです。花火が世界的に好まれているのは、知っていたものの、「花火大会」と銘打って花火単体を楽しむ文化を持つのは日本だけらしいです。日本花火文化特殊論を展開しているこちらのサイトは頷くところも多く、興味深く拝見しました。

世界の花火というと、世界花火師競技会なる花火の腕比べが毎年ハウステンボスで開催されているのだそうで、今年の海外代表はアメリカ。9月26日に国内予選を勝ち抜いた山崎煙火製造所と決勝戦を繰り広げるそうです。豪華なイベントになりそうです。お天気に恵まれて、楽しい夜を飾ってくれることを期待します。