上野の東京藝術大学大学美術館で開催中の「驚きの明治工藝」を見てきました。ポスターにズバリ、「すごい!びっくり!かわいい!」とあるとおり、見るもの見るモノ、ついついじっと見て、写真を撮ってしまう品物ばかりでした。
そう、こちらの展示会、ほとんどすべて(ごく一部NGあり)写真撮影OKで、むしろツイッター・インスタで宣伝して~とFree WiFiを設置してくれていました。ありがたや。
工芸とひと口で言ってしまうとシンプルですが、こちらで展示されている品々は、鍛金や鋳金、木などでホンモノそっくりにつくられた動物・植物だったり、ものすごい技巧を凝らした友禅染や、漆工、金工、七宝、象牙などなど。大きさも様々ですが、サイズの大小にかかわらず、ひとつひとつが強い魅力を放つものばかりです。いずれも日本の工芸作品ながら、台湾で漢方の薬剤師、生命科学の講師などもやっておられる宋培安氏がひとりで集めたコレクション3000点の中の一部を借りて構成されているそうです。こちらもいろんな意味でびっくりです。
生まれ年の辰年にあやかって、龍の自在置物が個人的なベストです。が、次点はタヌキです。ちょっと頼りなさげに投げた視線や肉球と、羽織ってる着物の背縫いのカーブがどうにも愛らしく。
そして、会場でも放映していましたが、東京藝術大学がつくったという自在置物ヘビのコマ撮り動画「じざいヘビ、にょろニョロ」が秀逸なので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
驚きの明治工藝展、10月30日(日)までやっています(月曜休館)。工芸品に興味のある方にはおススメの展示会です。
また、こちらの帰り道に、上野公園で開催中の東京江戸ウィークなるイベントに立ち寄りました。真の日本文化を世界に発信するプロジェクトだそうで、和装で江戸の縁日を楽しもう的な空間づくりをされてました。ちょうどよく和装で立ち寄ったところ、おもしろ可愛い家紋の入ったマスをいただきました。