せっかくサンクトペテルブルグに来たのだから、と、連れがバレエ鑑賞にマリインスキー第2劇場へ連れて行ってくれました。
演目は「ロミオとジュリエット」、ブレイク2回でしめて3.5時間と若干長丁場でしたが。ため息の出るような美しいステージと演奏で、あっという間でした。ロミオとジュリエット、筋書きを知っているだけにわかりやすく、華麗な踊りに見とれるばかり。たまたま、近くの席を学生さん多数が埋めていて、おそらく音楽学校の最上級生の鑑賞イベントなんでしょう。男子はスーツ、女子はワンピの装い、若者の正装が微笑ましくうつりました。若者に限らず、ドレスの方々もたくさんいて、人間観察も飽きません。芸術を楽しむ、素敵な文化です☆
そもそも、チャイコフスキー作曲のクラシック3大バレエ「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」のいずれかを老舗?のマリインスキー劇場で、と、探したものの、すでにチケット完売状態だったのでした。さすがの人気です。
ここで少し、マイリンスキー劇場について調べてみました。マリインスキー劇場は、1783年7月12日に女帝エカチェリーナ2世の勅令により創設された、伝説的なオペラとバレエの専用劇場。ロシア帝国の皇族劇場のひとつで、1860年にアレクサンドル2世の妻であるマリア・アレクサンドロヴナ皇后の「マリア」から、「マリアの」を意味する「マリインスキー」と名づけられた。マリインスキー・バレエ、マリインスキー・オペラ、マリインスキー劇場管弦楽団が、ここを活動の本拠地としている。芸術オンチな私でもマリインスキーの名前を聞いたことがあるのですから、相当な歴史と格式を誇る空間に違いありません。
さて、その第二劇場の位置づけは? こちらは2013年5月に完成、オープンしたて。マリインスキー劇場の芸術監督を務めるヴ
ァレリー・ゲルギエフの肝いりで建設~完成に至った代物だそうです。【日露ビジネスジャーナルにマリインスキー劇場第二劇場建設経緯の記事掲載がありました(寄稿■マリインスキー劇場と揺れるロシアの伝統)】経緯の云々にかかわらず、「抜群の音響と最新技術、現代的なガラス張りの外観に加え、スワロフスキー製のシャンデリアや、オニキスで仕上げられたロビーなど600億円以上を投じた劇場のゴージャス感溢れる内装」を堪能できた外国人としては、大満足でした。
※4つ目の写真はバレエではありませんが、マイリンスキー劇場にて「a night before Chrismas」を鑑賞したときのものです。記念までに。