サンクトペテルブルグにある世界有数の所蔵数を誇る「エルミタージュ美術館」は今年で開館250周年をむかえたそうです。先日12月7日には、美術館前広場にて、プロジェクションマッピングも上映されました。
1764年にエカチェリーナ2世がドイツから美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションの起源。本館はかつてのロシア帝国の王宮だった冬宮殿(Winter Palace)。内装の美しさも十二分に楽しめる空間ながら、当時に描かれた多数の肖像画のほか、60万点からなる西ヨーロッパのコレクション(ダヴィンチ、ミケランジェロ、マティスなど)、コレクションの総数は300万点。常設展だけで4階120室なので、とても1日ですべてを楽しみつくせるものではありません。
クリスマス時期ならでは、美術館前広場には、大きなクリスマスツリーが飾られていました。夕方には、広場に限らずツリーも点灯、より華やかな見栄えを添えていました。
館内、各部屋に必ず館内職員が見張り番でついています。期間展示等特別区域以外はたいてい撮影OKです(撮影NGな空間では、カメラを向けるとしっかり注意されます)。ただ、250周年を機に、印象派の絵画が旧参謀本部へ移ってしまったそうなので、期待のマティスやモネ、ゴーギャンが見れなかったのが残念でした。。。
大韓航空サポート(なのかな?)の日本語パンフがあってありがたかったです(ロシア語版も日本語版も3階マップは古いままです)。
いずれにしても、空間・コレクションともに、いまサンクトペテルブルグにいるからこそ楽しめるものばかり。感謝です。
エルミタージュ美術館250周年によせて、パナソニックがLED電球を寄贈したとのプレスを見つけました。ロシアの国土が広すぎて、近いようで遠い国にいるような気分ですが、身近に聞く企業の貢献を聞いてひと喜びでした。