サンクトペテルブルグの春、誰でも知ってるタンポポが、咲き乱れています。ただ、気温が10度を下回ると花をすぼめてしまうことを、ここへきて初めて知りました。まさかいまさら10度を下回るなんてって、私も同感です。。
一方(?)気温の上下にかかわらず、花が開いたら開きっぱなしのものもあります。寒い中でも健気に美しい白い花をつけてそびえているエゾノウワミズザクラ(蝦夷の上溝桜、英:Bird Cherry、露:Черемуха(チェリョームハ))。こちらへ来て初めて覚えた花です。花のイメージとしては雪柳を大きくしたような感じ。さわやか系の甘いよい香りがします。ヨーロッパやアジアの北部で自生するサクラの一種で、高さ8-16mくらいになるのがふつうらしい。夏には黒い実をつけるそうで、こちらがダンナさんの小さい頃のおやつだったそうです。
チェリョームハと教わったので、聞いたままのカタカナ語でググってみると、いくつかヒットしたのでシェア:
・越後屋さんより [おやつ]Торт ~Черемуха~(チェリョームハのトルテ)
・丁寧な生活をゆっくりとより チェリョームハ咲き始めていい香がしてきた
・シベリアの贈り物より チェリョームハ粉(ウワミズ桜)
・『うたごえ喫茶のび』より 窓辺に散るチェリョームハ ロシア民謡
なんとなく把握できたのは、ロシアで古くから花も実も愛されてきたらしいこと。こうして調べているうちに、実も試してみたい気がしてくるから、つくづく己の旺盛な好奇心には笑ってしまいます。。
いずれにしても、ロシア サンクトペテルブルグでも、通常5月に入れば、10度を下回ることはないそうで、少し予定外の寒さにみまわれているようです。天気予報によれば、今週から日中18度くらいまであがるらしいので、これが当たって続いてくれることを期待するばかりです。
なお、6月21・22日をマックスに、その周辺50日が白夜(真夜中も薄明り)です。間もなく始まるそうですが、すでに現時点で夜10時を過ぎてもぼんやりと空が明るいです。白夜体験って初めてなので楽しみです。